知らないから怖い、と先日ブログで書いた。
自己愛だろうがボーダーだろうが、彼等の考え方以前の問題「そういいう人がいる」という事を知らないためにトラブルに巻き込まれてしまう人がいる。
世の中にはいろいろな人がいる、という事は知っているが「他人の感情を理解できない」「他人は自分がいいように使える奴隷」とまで考えている人がいるとは考えた事もない。
そりゃ当然だ。
生きているとだいたい「自分を中心」にした世界観ができて来る。
自分の友達となった人を見て「他人」を知ることになる。
友達というのは「自分のメガネ」に叶った人がなるものだから、そうでなはい人は自然と除外している。
しかし世の中に出て仕事をするようになると「友達」だけではなくなって、イヤな相手とも接していかないといけなくなる。
ここで「いろんな人」がいる事をもっと知ることになる。
だけど「仕事」と割り切って付き合うので「イヤな奴」「うるさい奴」といった感じで距離を空けることができる。
それでも精神的ダメージは大きくなるが、私生活まで介入してくるケースは少ない。
しかし、交際相手がこういった人間だと私生活も一緒になることが多いので割切る事も難しくなる。
そこで「距離」を取って付き合うなら良いのだが、深い仲になるとそれもできなくなる。
「危ない人」というのは付き合って初めてその「害」が分かるもので、どれだけ自分に危険が及ぶのか分からない。
分かっていたとしても「感情」の方が先に立つので「事実を無視」することもある。
流れに乗ってしまい訳の分からないまま進んでしまう事もある。
人間は「理屈」ではなく「感情」で動くから仕方ない事だなのだが、ここで不幸な問題が起きるのである。
「分かっちゃいるけど止められない」という昔々の歌のセリフのようなものである。
「だからダメなんだ」と言う人もいるだろうが、それは人間「らしさ」の現れであるから受け入れるしかないし、それが「人間らしさ」だと思う。
よくこういた事に遭遇して「自分はダメな人間だ」等と言う人もいるが、そんな事は無いし、それで少し勉強できたのだから「危ない人」がいる事を理解して、「次は気を付けよう」と思えばいい。
たとえまた同じ目に遭ったとしても「バカだ」等とは思わず「社会勉強」とでも思って受け入れることだ。
その時「何故こういった相手と付き合ってしまうのか」と同時に考え、自分にある問題やその原因を探る事ができればいい。
たぶん「知らない」からというよりも、自分自身にある原因を知らないからそういった事が起きるのだと思う。
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