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人が苦しみ、悩み、絶望する姿を見るのが一番の快感というヤツ

更新日:2023年6月30日




自己愛者だけに限らず、ある種の傾向の人は、自分が支配している人間が苦しむ姿をみることに喜びを感じます。

直接あなたを攻撃することもあれば、手下を使ってあなたに関する悪い話し、酷い噂を流すこともします。

いわゆるフライングモンキーという彼等自己愛者が描くプランに沿った動きをする従順な手下を使います。


自己愛者はウソ、デマ、フェイクといった偽情報を会社、同僚、近所、友達、親戚、親といったあらゆる相手に流して、あなたが孤立無援になるように仕掛けます。

家ではDVや虐待等の暴力を使ってあなたを支配していますが、外ではこういったウソやデマを使って周囲の人の意識や考えを支配しようとします。


あなたが何を言っても、どんな弁解をしても信じてもらえない。

あなたが、夫や妻が本当はこんなに酷い人間だと言っても、それを信じてもらえない。

そんな孤立無援で絶望している姿を見るのは、自己愛者にとっては最上の娯楽、エンタメを見ているようなもので、毎日が面白く楽しくてしょうがない、といった状態といえます。



さらに、そんな彼らと別れよう、離婚しようとした時にもっと絶望的な攻撃をしてきます。

よくあるのが、財産分け、慰謝料、養育費や子供の親権についてゴネるケースです。

相手に渡すお金をできるだけ少なくする、つまりは慰謝料を払わないようにする、養育費を払わずに済むようにする、といったことを考える人間は少なからずいます。


慰謝料などが確定していても、それを払わずに知らん顔する、といったケースも多いものです。

「慰謝料が入る」と安心していたら一円も払わないで逃げる、となるとショックは大きいし、今後の生活設計が土台から崩れてしまい、イッパツで将来に不安が膨らんでしまいます。


弁護士が入っての協議離婚、調停を利用しての離婚、そういった席では神妙な顔をして、条件を受け入れても、その顔は作られたモノで、その場凌ぎの演技だったということもよくあります。


さらに中堅規模の会社経営者での離婚協議では、自分の生活費を会社経費でカバーして意図的に自分の給料を減らす人もいます。

慰謝料や養育費の算定基準である給料の額を減らすことで、配偶者である奥さんへ渡るお金を減らす訳です。

そんなのインチキだろ、と言っても、法律では給料を基準に計算することになっているので通ってしまいます。


こうなると、絶望的な状況から逃げようとして、さらに絶望的な状況を生み出してしまうという地獄へ落ちたような気持ちになってしまいます。




結婚した相手が自己愛が強い人、境界性傾向の人だと、奥さんから離婚を言い出されると「オレは絶対に別れない」、「そんなことは絶対に許さない」等と言って離婚に対して激しい拒否反応を示すことがよくあります。

理由を聞いても、「嫌だからイヤ」といった類のモノが多く、ハッキリした理由も判りません。


自己愛的特徴からすれば、「離婚を決めるのはオレ様で、オマエにそんなことを言う権利は無い」といったところです。

境界性の特徴からすれば、離れて欲しくない、一人にされたくない、といったところでしょう。


しかし、夫が離婚を言い出す時は別で、どんどん離婚話を進めて「早く別れろ」、「オマエの顔なんか見たくない」等といって追い出そうと必死になります。

支配者である自分が物事を決定するのだから、オマエはそれに従うのが当然、といったことで、それはもう激しい追い出し工作をしてきます。



支配者であるオレ様ですから、別れるに当たってのお金の話しは、当然、自分の利益優先になります。

自分の利益最大、奥さんの利益最小かゼロ、を基本に話しを進めます。


こうなると、奥さんとしても納得する訳がありませんから、ここでモメます。

夫婦だけでの話し合いであれば、「別れてもらえるだけアリガタイと思え」等といって追い出そうと努力します。

これでは話しが纏まらないので奥さんとしては、弁護士を間に入れて話し合いをすることになりますが、ここからも大きな問題が出てきます。


自分の利益優先の自己愛者ですから、利益を守るために演技をするようになる、ということです。

ウソや大袈裟な言い方、拡大解釈、過小評価といったテクニックを最大限に使って、奥さんを悪者に仕立て上げたり、自分を弱者、善い人、善い夫、善い父親、といった姿に見えるように演技して、弁護士の目を欺きます。


それだけでなく、自己愛者の忠実な手下であるフライングモンキーを自在に操って、妻を悪者に仕立て上げます。


実例ですが、

会社経営する浮気夫が役員である奥さんを会社から追い出し、そして離婚へ追い込もうとしたケースは探偵としても何度か出会ってきました。

そういった中では、どの夫も奥さんに関する悪い情報を流し、自分の社員も洗脳して抱き込んで奥さんの追い出し作戦に加担させていました。

しかも、その社員たちはあちこちで噂を広めたりしてまさにフライングモンキーと化していました。

自己愛の強い経営者というのは、商売や経営、さらに浮気ばかりでなく、こういったところでも問題を起こします。


ウソはバレるだろと、第三者のあなたは思うでしょうが、家庭内の問題や夫婦間の問題では外部の人はそれを確認できません。

「奥さん、オタクのダンナがこんなこと言ってるよ」等と教えてくれる訳もないし、

「本当にそんな酷いことをしてるんですか」等と、家庭訪問して聞き取りしてくる人もいる訳ありません。


会社勤めの夫であれば尚更ですが、家庭内の問題、夫婦間の問題は、面白がって聞く人、「哀れだな」と思って聞く人はいても、真実を確かめようとする人などいないのです。

だから離婚問題が拗れた時に助けがいない、みんな自分の敵で、みんな夫の味方、となっていることが多いのです。



離婚に際しての慰謝料は、どっちがどれだけ悪いのか、といった過失割合でその金額が変わってきます。

つまり、相手がどれだけ悪いのか、自分はどれだけ努力して、どれだけ善い人なのかを言い立てることで、その割合を変動させることができてしまいます。


奥さん側も同じように言い立てる訳ですが、金額についての話し合いが重要なポイントになります。

この点で話しが纏まらない、話し合いが不調に終わることもよくあります。

こうなると、もう一度調停を最初からやり直すか、離婚裁判へ進むかとなりますが、ここでも慰謝料等がネックになります。


ここまで来ると、どうして相手はその金額に不服なのか、と疑問に思ってきます。

受任した弁護士としては話しを纏めることが優先課題なので、手を打とうとも考えるでしょうが、余りにも少ない額ではそれもできません。


この、金額の合意だけに絞って話し合いを進めて、結局合意にならず離婚裁判、離婚調停が不成立になった人もずいぶんといました。

金額だけに目が行って、決着を付けるために段階的に下げることもあるでしょうが、私から見ると彼等の狙いは別にあると思います。



相手を困らせ、悩ませ、苦しませることが目的なら、どうでしょう?

金銭問題という法律に則った部分で駄々をこねて、決着を長引かせる。

離婚自体には合意しているけれど、金銭で合意しなければ決着できないので、離婚も成立しない。

離婚できないと奥さんとしては、自由になれません。


別居していてその間の生活費である、婚姻費用を渡さなくなれば生活に苦労します。

何かの仕事をしていても生活の維持が難しくなります。


離婚自体に合意していても、慰謝料の額で合意できない、ということで離婚が成立しない人は結構いると思うし、実際私もそういった人を見てきました。


慰謝料は重要なので、この額に注目してそれを交渉してしまいますが、敵の目的は金額なんかどうでもいいのです。

協議を長引かせ、調停を長引かせ、裁判を長引かせることで、離婚できない中途半端な状況を作り出して、あなたの精神を破壊しようとしていると思ってもいいでしょう。


そうやってイジメることで快感を覚え、自分に楯突いたあなたが、どこからの支援も受けられない状況にして、泣き続けて絶望するようにシナリオを作っているのかもしれません。


奴らの目標は他の所にあるかもしれない、ということをよく覚えておいてください。


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