浮気調査などをしていて証拠が出た時に依頼人の中には「離婚した方がいいですか?」等と聞いてくる人がいます。 いいか?等と聞かれても私の人生ではないので簡単に答えることなどできる訳ありません。 調査でいろいろ会ってきた人の多くはこういった「離婚するかしないか」「離婚か別居か」 といった「二極思考」の陥っていることがあります。
相談で話した人にも同じ思考の人がいます。
「白か黒か」「1か0か」「善か悪か」といった思考方法で自分の人生を決めてしまうのは余りにも極端です。 証拠が出たら離婚しなくてはならない、等と決まっている訳ではないので自分の都合に合わせて考えればいいだけ。 自分の都合とは、「そんなヤツとこれからも一緒に暮らしていけるか」、「相手を許せるか」といった事の他に別れてから生活できるか、お金はあるか、手助けしてくれる身内はいるか等・・・。 これから先のことをよく考えてから行動すべきで、簡単に答えを出してしまうと自分が苦労するだけ。 一緒に暮らしたくはないけど、別れた後の生活基盤が怪しいというのであれば、別居して婚姻費用を払わせ続ける方法もあるにはあります。 浮気を問い詰めず知らないフリをして暮らす方法もあるでしょう。 浮気を問い詰め「浮気の前科者」として扱って、嫌みを言いながら暮らす方法もあるし、さらには、そんな素振りも見せず毎回スルーしながらダンナを単なるATMとして利用することもありでしょう。
イヤだからと短絡的に離婚を選ぶのはイマイチ推奨できる方策ではありません。 相手の状態を考え、暮らしや家族の状況を考えていくのが本筋でしょう。 「短気は損気」等という格言もあるように、落ち着いて冷静に見ないといけないのである。
相談したら友達が「別れちゃえ」と言ってきたりもするでしょうが、友達はその後の生活の面倒やお金の面倒を見てくれるはずもないので無責任、言いたい放題で答えて来るだけです。
もっと言えば「炎上」させるために言ってくるのかもしれません。
そんな言葉に乗っかったら単なるお調子者、見境なく行動するDQNと言われるかもしれませんよ。