ナルシスト・ASD夫を変えようとして失敗する理由|妻が繰り返す7つのタブー
「もしかしたら夫はナルシストかもしれない」
「うちの夫はASDかもしれない」
夫と話が噛み合わない。突然怒り出す。無視する。話し合いにも応じない。モラハラのような行動を繰り返す。
何とかしたいと思っても、夫自身は問題を認めず、病院へ行こうともしない。
こうした夫と暮らし、何年も努力を続けている奥さんは多い。
心理学の本を読んだり、YouTubeで対処法を調べたり、夫への接し方を変えてみたりする。それでも夫は変わらない。
そして、いつの間にか自分自身が心身ともに疲れ果ててしまう。
ここで、一つ考えてもらいたい。
あなたが苦しんでいるのは、本当に夫のせいだけなのか。
夫が怒ったり、無視したり、話し合いを拒否したりすることは夫自身の問題だ。
しかし、その夫を何とかしようとして、あなた自身が繰り返している行動にも、問題があるのではないか。
これまで相談を受けてきた奥さんたちの中には、共通して同じような行動を繰り返している人がいた。
それが、今回紹介する「やってはいけない7つのタブー」だ。
1. 夫の問題を自分が解決しようとする
夫が怒る。無視する。話し合いを拒否する。
それなのに妻は、どうすれば夫を変えられるのかと考え続ける。
怒らせないように言葉を選び、機嫌を損ねないように気を配り、何とか話を聞いてもらおうと努力する。
しかし、夫自身は何も変えようとしない。
ここで考えてほしい。
そもそも、夫自身の問題を、なぜ妻が解決しなければならないのか。
夫が怒るのなら、怒る本人が自分の行動を改めるべき。話し合いを拒否するのなら、その問題に向き合うのも夫自身だ。
それなのに妻が、夫の問題まで自分の責任として抱え込んでしまう。
その結果、夫は何もしないまま、妻だけが努力を続けることになる。
これでは、いくら努力しても終わりがないん。
2. すでに失敗した方法を何度も繰り返す
何年も話し合ってきたけれど、何も変わらなかった。
説明の仕方を変えても駄目だった。優しく接しても駄目だった。強く言っても駄目だった。
それなのに、また別の方法を探し始める。
今度こそ夫に理解してもらえるかもしれない。別の言い方なら伝わるかもしれない。
そうして、同じことを何度も繰り返すわけだ。
しかし、ここには大きな問題がある。
何度やっても通用しなかった方法が、なぜ次は通用すると思うのでのか。
もちろん、最初から諦める必要はない。いろいろ試してみることも必要だ。
しかし、何年も努力して結果が出ていないのなら、その事実を認める必要がある。
相手を変える方法を探し続ける前に、これまでの方法では変えられなかったという現実を見なければならない。
失敗した方法を繰り返すことは、努力とは別問題なのだ。
3. 夫が変わるまで自分の決断を先延ばしにする
「夫が謝ってくれたら」
「反省してくれたら」
「病院へ行ってくれたら」
「態度を改めてくれたら」
こうした条件をつけて、自分の決断を先延ばしにしている人がいる。
しかし、その条件を満たすかどうかは夫次第。
夫が謝らなければどうするのか。病院へ行かなければどうするのか。
いつまで待つつもりなのか。
夫が変わらなければ自分の人生を決められない。これでは、自分の人生の決定権を夫に渡しているのと同じだ。
夫がどうするかという問題と、自分がこれからどうするかという問題は別。
夫の反省や謝罪を、自分が決断するための条件にしてはいけない。
4. 新しい情報を集め続ける
ナルシストかもしれない。ASDかもしれない。モラハラなのかもしれない。
そう考えて心理学の動画を見たり、ネットで調べたり、夫の行動に当てはまる説明を探し続ける人がいる、というよりこういう行動をする人誤おい。
最初は何が起きているのか理解するために、情報を集めることは必要なこと。
しかし、何年も調べ続けている人もいるのも事実。
新しい心理学用語を知るたびに、夫の行動と照らし合わせる。今度は別の名称を見つけて、また調べ始める。
では、そこまで調べて何が変わったのでか。
夫の行動に名前がついたからといって、夫が変わるわけではない。
すでに何が起きているのか分かっている。それでも新しい情報を探し続ける。
それは本当に問題を解決するための情報収集なのか。
もしかすると、決断しなくて済むように、調べ続けているだけではないか。
知識を増やすことと、問題を解決することは別だ。
5. 自分の希望と将来の見通しを混同する
「夫が変わる可能性はゼロではない」
「いつか理解してくれるかもしれない」
こうした希望を持つ人がいる。
確かに、将来どうなるのかを完全に予測することはできない。
しかし、可能性があることと、実際にそうなる見込みがあることは違う。
これまで何年も変わらなかった夫が、これから変わると考える根拠は何なのか。
何か具体的な変化があったのか。夫自身が問題を認め、改善するための行動を始めたのか。
それとも、ただ変わってほしいと願っているだけなのか。
「変わってほしい」という希望を、「きっと変わるだろう」という予測にしてはいけない。
希望と現実を混同している限り、いつまでたっても同じところを回り続けることになる。
6. 全員が納得する結論を探す
離婚したいけれど、夫が納得してくれない。
別居したいけれど、夫や親族から責められるかもしれない。
できれば誰も傷つけず、揉めることもなく、円満に解決したい。
そう考えて、何も決められなくなっている人がいいる。
しかし、そもそも夫が話し合いを拒否しているのに、どうやって全員が納得する結論を出すのか。
相手が納得しなければ何も決められないというのなら、相手は納得しなければ話を潰せる。
それだけで、あなたの決断を止めることができるのだ。
相手の納得を、自分が決断するための条件にしてはいけない。
全員が納得する結論など、最初から存在しない。
それでも、自分の人生については判断しなければならない。
7. 決断することと、実行することを混同する
離婚すると決めたら、すぐに離婚しなければならない。
別居すると決めたら、すぐに家を出なければならない。
そうに思っている人っもいる。
しかし、これは大きな勘違いだ。
方針を決めることと、実際に行動することは別。
離婚するという方針を決めても、明日離婚しなければならないわけではあない。
経済的な準備が必要なら、準備すればいい。
住む場所が必要なら、探せばいい。
弁護士に相談する必要があるなら、何を相談するのか整理すればいい。
準備が整うまで、時間が必要なこともあるだろう。
しかし、準備ができていないことを理由に、方針を決めることまで先延ばしにしてはいけない。
何をするのか決めなければ、何を準備するのかも決らない。
決断できないから動けないのではなく、決断と実行を一緒に考えているから、何も始められないということもある。
夫を変えようとする努力は、もうやめるべき
ここまで挙げた7つのタブーは、何とか夫を変えようとして努力を続けてきた奥さんたちが、実際に繰り返してきたこと。
そうした人の中には、途中で諦めて離婚した人もいる。
一方で、今でも諦めきれず、同じことを繰り返している人もいる。
そして、何年も努力してきたのに夫は変わらず、自分は年を取り、心身ともにくたびれ果ててしまったという人もいる。
では、ここでもう一度考えてみるべきだ。
あなたはこれまで、どれだけ努力してきたのか。
何年も話し合い、何度も説明し、夫の機嫌を気にしながら、接し方まで変えてきた。
それでも夫は変わらなかった。
では、そんな夫がこれから先、変わると考える根拠は何か。
ここまで来たら、もうはっきり言うしかない。
もう、夫を変えようとする努力はやめるべきだ。
夫をどう変えるかという問題ばかり考えていても、答えは出ない。
これから考えなければならないのは、変わらない夫に対して、自分はどうするのかということだ。
夫が変わらないなら、あなたが取る行動を変えるしかない。
そして、最後にもう一つ。
そもそも、夫自身が解決すべき問題を、なぜあなたが背負い続けなければならないのか。



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