top of page
DVの被害の現実
DVやモラハラが増えている
交際相手、配偶者が理由もなくキレて騒ぐ、あなたを束縛して自由にさせてくれない、人前であなたを貶めるような言葉を言う。これはDVでありモラハラなのですが、多くの人はこれを性格が歪んでいるから、単に怒りっぽい性格だからと勘違いして思い込んでいます。また束縛行動を「私を大事にしてくれている」と勘違いする人も未だにいます。
◆どんなDVがあるのか
(1) 身体的暴力
殴る・蹴る、叩く・殴る・蹴るマネをする、髪の毛など引っ張る、手や腕などをつかむ、首をしめる、刃物などでおどす、物を投げつける、監禁するなど。
(2) 精神的・心理的暴力
モラハラ行為としては、嫌みを言う、冷たい態度や目つきで接する、無視する、嫉妬させたり嫉妬して責めたりする、嫌なことを思い出させるようなプレゼントをしてくるといったものがあります。
また、自分の好みの服装や髪形を強要する、自分の都合や意見を押し付ける、自殺をほのめかすなど。
けなす、ばかにする、大声でどなる、否定や批判を繰り返す、自分の言うことだけを聞くように言われる、皮肉・嫌味を言う、嫌がる呼び方をするなど。
壁や家具なの物にあたって壊す、火をつける、破って捨ててしまう、ゴミとして廃棄してしまう、といった行動も心理的脅迫行為となります。
(3) 性的暴力
キスやセックスを強要する、嫌な性癖を押し付ける、避妊をしない、アダルトビデオや雑誌・マンガなどを見せる、携帯電話などで裸の写真を撮ったりそれをSNSで流す(と脅す)など
(4) 経済的暴力
生活費を渡さない、外で働くことを嫌がる禁止する、働いたお金を搾取される、借金を強要するなど。
(5) 社会的隔離
相手の行動を監視する・制限する(携帯電話のメールのチェック・頻繁な電話、メール・アドレスや履歴などの管理)、付き合う相手(友人・親戚など)を制限して孤立させる。
(6) 子どもを使った暴力
子どもの前で暴力をふるう(子どもの前でDVをすると児童虐待にあたります)、子どもを取り上げようとする、子どもの前であなたを非難する、子どもとあなたが仲良くするのを嫌うなど。また、子供を唆して配偶者へ暴力を働くようにすることもあります。
DVやモラハラを受け続けてきた人には
PTSD、それも複雑性PTSDの症状が出ると言われます
PTSDは事故や災害といった比較的短期間で受けた心の傷によって生じるものですが、複雑性PTSDは長期に渡って過酷な体験(暴行、性的虐待、家庭内暴力、拷問及び戦争等)を経験した結果、心に大きな傷、または心を壊された結果現れる症状です。
◆現れる主な症状
●感情調整の障害気分の上下が激しい、1日の中でもクルクル変わる
●解離症状いわゆる「頭が真っ白になる」、自分が自分ではない感じがする
●身体愁訴原因が分からない疲れ、痛み、意欲の低下
●その他何をしてもムダという無力感、絶望感、希望を持てない、恥、希望のなさ、永久に傷を受けたという感じ。常に脅迫され続けているという感じ、他者との関係の障害。これまで持ち続けてきた信念の喪失、周囲の人や社会全体への敵意、といったものがあります。
そして、社会的引きこもりや自己破壊的行動や衝動的行動も現れてきます。
上記の症状が出ていたらスグに心療内科や精神科などでの診てもらうことをお勧めします。
このようにDVやモラハラといったものは、相手の身体に力説的、物理的に加える暴力以上にダメージは大きくなります。
そしてその傷の治療には何年、何十年とかかる場合もあります。このような行為は到底許されるものではありません。DV被害を防ぐために国は「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」いわゆるDV防止法を制定しています。行政の窓口(市区役所)にある女性相談の窓口にもDV相談コーナーがあります。
1時間 30分
10,000円
bottom of page