ウソつき、ウソばかり言う人は精神的な疾患を持っていると言われる。
境界性パーソナリティー障害、自己愛性パーソナリティ障害、妄想性パーソナリティー障害、演技性パーソナリティー障害、発達障害、あたりがメインの症状だ。
虚言癖というものになると、ウソしか言わない、ウソを言わずにいられない、といった心理が働いている。
特定ジャンルのウソを言う人もいる。
病気を偽る、重症を装う、こういったことで周りの人の同情をかったり、ウソの症状で手術を繰り返すのがミュンヒハウゼン症候群。
そして、誰かから言われた事を、自分が経験したことと思い込んで、それで話しを繋ぎ合わせて信じ込むのが作話症だ。
どれも精神疾患やその傾向、または統合失調症になる。
こういった連中が、ウソをつく理由は、
多くの場合、自分への注目が目的といわれ、凄い人、有名人の知り合いが多い人、頭がいい人と思われたい、他の人とは違うと思われたい、という願望からウソをつく。
つまり、承認欲求からきているのだろう。
また、ウソをついて相手を誘導する、自分を信じるように誘導する、自分の利益が最大になるようにウソをつく、または、相手が悪い方へ進むように、そのウソで相手がみんなから叩かれるようにウソをつく、こんなこともする。
結局のところ、自分が一番いい思いができるように、利益を受取れるように、ウソを付く。
また、自分が有利になるために、ウソで他人を蹴落としたり、脱落するようにしている。
これが虚言癖になってくると、そんな利益は考えていない事が多い。
とにかくウソや、間違ったことを言って、相手を混乱させる。
何か企んでいるのではなく、只々ウソを言いたいだけらしい。
そして、小さな事から大きな事まで、ウソをつく。
ミュンヒハウゼン症候群は自傷行為の発展型とでも言えるようなもので、とにかく心配されたい、同情されたい、苦しい中で頑張っていると思われたい、という欲求からきている。
自分で病気だと思い込む、内臓疾患だと思い込むことで、その部分に痛みを覚える自己暗示を掛けるようなこともある。
なので、医者も騙され手術してしまい、そのの痕があちこちにある人もいるようだ。
そんな痕を見たら、友達も心配するから、心配や同情を買うという目的を十分達成できて満足感を得られる。
これは虚位性障害、作為症などとも言われる。
こんなことを自分ではなく、自分の子どもにするのが代理ミュンヒハウゼン症候群。
作話症に遭遇する機会は誰もないだろう。
記憶違いに似ていて、忘れた部分、欠落した部分を他人が言っている事等で穴埋めして、それが本当にあった事と受け入れてしまうものだ。
本人は騙すつもりはなく、事実を言っていると思っているので、「正直なウソ」とも言われる
本人は騙している意識が無い、事実だと思い込んでいるので、ウソ発見器で判別するのは難しいらしい。
作話症となるとアルコール依存や栄養失調でも起きるようで、コルサコフ症候群で出る一つの症状でもある。
この病名は、20代の頃に読んだ本では狂犬病で出る症状ともあった。
作話症、さくわしょう、というのは印象的だが、コルサコフという名前も印象的だったので未だに覚えている。
病名としては発見した精神科医の名前だけど、ロシアのサハリンには地名としてある。
一度見に行ってみたい、と思っているのだが・・・・。
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