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DV・虐待・モラハラ被害を話さない、話せない人の末路

執筆者の写真: oryza63oryza63

突然キレて騒いで暴れ出したり、暴言やモラハラであなたを追い込んで来たり、ある事ない事言いふらして、あなたを悪者にして自分が被害者という構図を作り出す人。

こんな人と暮らしていて、何が起きているのか、どうしてそうなるのか分からずに困っていたり、悩んでいる人がうちには相談してきます。

そういった話しを毎回のように聞いていると、どの家も似たような状況になっていて、最終的には似たような結末になるかと思います。



うちでしている相談というか、サポートはだいたい次の様になります。


1.キレて騒いだり、暴れたり、モラハラしてくる人について、その傾向や対応方法についてのアドバイス


2.DVやモラハラ、虐待、支配束縛等をされている人からの相談や対策、愚痴聞き


3.こういった傾向の人と暮らしていくための知恵や、別居・離婚のためのアドバイス


4.別居離婚するために必要な、行政や弁護士への概要説明のための資料作成や文書作成のアドバイスやサポート、弁護士が作る裁判用文書のための下作り


5.精神科や心理カウンセラーを利用している人からの相談や愚痴聞き


6.自分自身を見つめ直すための心理相談や、そのためのいろいろなサポート


こんな感じの仕事をしていますが、最初は相談や弁護士への資料作成だけだったのが、要望に応えているうちに増えました。


で、こんなことをしていて思うのが、自分が置かれた状況を誰にも話していない人が多いという事です。

いつから、そんな行動が始まったかは別として、最初の頃から誰かにこういった問題がある事を相談していたり、愚痴をこぼしていれば何とかなったのではないか、と思うような事ばかりです。


結婚した相手と話しが通じない、相手が対人関係を作ることが難しい、というのであれば、それは付き合っている頃から分かったはずです。

それなりに努力はしてきたのでしょうが、自分だけの努力ではなく、相手と一緒の努力はしてきたのか、それなりに調べたり聞いたりしてきたのか、さらには、それを誰かに話したり助けを求めてきたのか、といった疑問が出てきます。


暴力を振るう、それが長い期間続いているのであれば、やはりそれを誰かに相談したり、助けを求めたりしてきたのか、という疑問が出てきます。


相談では、こういった酷い事をされている、という人ばかりですが、私から「それを誰かに話したか」聞いてみると、「そんなことを言える訳ないでしょ」といった答えが返って来るのがほとんどです。


友達に言えない、両親に言えない、もっと酷い人になると行政の窓口に言えない、警察に言えない、となって完全に孤立無援状態になっています。


中には、医者や心理カウンセラーにさえ言わない人もいます。

まったくオカシナ話しです。


どうしてこういったことを相談しないのか、どうして黙っているのか、と私の方が聞きたいくらいです。

自分の命に関わるような問題、自分の精神に関わるような状況に追い込まれているのに、それを黙っているという事は、相手の行動を認めている、もっとやっていい、と承認しているようなものです。


DVで殴られている、物を投げつけられているのに助けを求めない、警察に連絡しない人もいます。

どうしてこんな時に、速攻で家から飛び出して大声で助けを求めながら逃げないのでしょうか。

警察だってDV担当はこうしろと言っているんですよ。


私は大丈夫、たぶんスグ収まる、等と思っていませんか。

それじゃ、正常性バイアスが働いてしまって逃げ遅れになります。

大声で出して逃げるのが恥ずかしい、と思っているなら、やはり逃げ遅れてになる可能性があります。


こういったことをされて、骨折や裂傷を負った人は何人も相談に来ています。

さらに、トンデモナイのは、ここまでされているのに傷害で訴えることはせず、「今度やられたら訴える」とノンキに構えている人もいます。

今度と言っても、次がその人の命日になる可能性だってあるのに、ノンキでいるのは問題が大アリでしょう。



行政や弁護士への相談でも、何も準備せずに面談する人がいて、思い出しながらその時の事を感情的に話すので、どういった経緯なのか、何が問題でどうしたいのか、といった肝心な話ができないこともあります。


ちゃんと、文章を作って、台本を作って、資料も作って行くように、今までの動画でも話しているのに、行けば何とかなるだろう等といった気持ちで行くから弁護士に相手にされず帰されてしまう人もいるのです。


結局のところ、人に話さないでいると、相手に理解してもらうための能力が低下してしまうのかもしれません。

言葉で言えないのであれば、文章で言い表すこともできなくなるんです。


うちの相談でも同じで、何回も話していくうちに段々と話す内容が纏まってくる人もいるし、もっと内面を見つめ直すことができた人もいます。

話しをしないと、人間は頭の中を纏めることはできないのです。



結婚生活でも同じで、お互いに話しを余りしない、言葉を交わす事が少ないとなると、相手に自分の気持ちをどうやって伝えているのかと思ってしまいます。

まさかテレパシーという人はいないでしょうが、相手は自分の気持ちを分かってくれるはず、等と思っているのであれば、自己愛やボーダー達と同じになってしまいます。


LINEやSNSでやり取りしているから大丈夫、という人もいるでしょうが、感情を伝える事ができるとは思えません。

話す事で、声のトーン、話す速さ、といったことから気持ちを察することができると私は思いますよ。

だからうちの場合は、メールでの相談はせず電話で話すことにしているのです。

何回も何時間も話していくことで、その人の心理が分かってくればメールも使いますが、やっぱり声での会話を重視しているので電話になります。


そんなこと話せるわけ無いでしょ、という人であっても何時間も何回も話していくとアッサリ「そんな事」を話してくれます。

身近にいる人間でないので安心して話すのかもしれないし、探偵ということで信用してくれているのかもしれませんが、私が思うに、人と話す時間が余りにも少ない、表面的な事しか話していなかった、ということの表れだと思います。


相談したり誰かと話すことで自分の頭が纏まり、これから先の事を考えられるようになります。

ネットで探せば、話し相手や愚痴聞きのサービスがたくさんあります。

うちもそうです。


それをうまく使うことで、心に溜まっている不満や不安を吐き出す。

言葉として吐き出すことで、自分の頭が整理される、過去の体験を言葉で言い表せるように変わります。



誰かに話す、愚痴をこぼす、相談する、といった事をしていかないと、いつかはあなた自身がパンクします。

特に、精神的な問題を抱えているような人と一緒に暮らしているのであれば、離れようがないのでどんどん悪くなっていきます。


まだ大丈夫と思っていても、どこかで大きく変化する、いきなり悪化する、トンデモナイことを仕出かす、というのが彼等、精神に問題を持つ人の特徴です。

まだ大丈夫、と言っているのは正常性バイアスが働いて、すでにあなたに認知の歪みが起きているのかもしれません。


キレて暴れる、暴力を振るう、モラハラで責め立てる、虐待する相手は厄介です。

いつかは良くなる、といった希望を持ってもいいですが、なかなか思い通りにならない人ばかりです。

それどころか、年を追うごとに酷くなって、あなたを手離さない、束縛や支配が酷くなるケースが殆どです。

酷くなれば、あなた自身もオカシクナっていきます。

うつ病、双極性障害、不定愁訴、そしてフラッシュバックやトラウマなど、PTSDの症状が出る事もあります。

カサンドラ症候群にもなり得ます。


そうならないためにも、早めの相談、早めの対策をお勧めします。

同時に、話すこと、吐き出すことで自分の心に悩みや恨み、嫌な思いを貯めない、ようにしてください。


オリザチャンネルと話したい方は、このサイトの「相談料金と予約ページ」へお進みください。

何でも話せます、何でも聞きます、いろいろアドバイスもします。

当然ですが、あなたの秘密は守ります。


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