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  • 執筆者の写真oryza63

離婚調停・裁判を簡単に考えている人が多いので困ってしまう

離婚するためには協議して、それがダメなら調停して、それもダメなら裁判をするという流れというか法律ではそうなっています。

そしてそのために申し立てをすることになります。

「離婚したいです」という事を宣言するんですが、「その理由は」という肝心な部分の説明がちゃんとできていないために受付けてもらえない人もいます。


そこ通過して本番になっても、離婚を希望する理由があやふやで調停委員も匙を投げるケースもあります。

離婚なんて「私の気分」でOKが出るモノではなく、法律的に条件を満たさないと離婚は成立しないということを知らない人が多いんです。

殆どの場合、民法752条と民法770条の関連性で答えは導けます。

この二つの条文の連立方程式です。


弁護士に離婚調停や裁判を依頼したら、全部やってくれて後はカンタンと思っている人も多いのですが、そこへ導くための資料や状況を記した文書を渡さないと弁護士は動けません。

データをインプットしないと動かないんです。

しかもそのデータの完成度のレベルも要求されます。

プログラミング作業と似ていて、コマンド文にバグがあっても弁護士は機能停止します。


イザ調停、さぁ裁判となって初めてこういった資料が必要だと分かってエライ思いをする人もいます。

また、自分ではなく、相手の方が訴えを起こしてきたとなると更に慌てます。

何も準備してないところに訴えられ、しかも裁判期日も決められてるので、大急ぎで弁護士を選任して資料作成をしないといけません。


イヤらしい相手だとこうやっていきなり先制パンチをかましてきて、こちらの戦意喪失を誘導します。


今私のところでも数人の資料作成を受けています。

どの人も

話しは飛ぶわ、順序立てて話せないわ、記憶は混乱してるわ、言葉は出てこないわといった状態で、これを自分だけで文字にして文章化するなんて不可能な状態です。

しかも期限を切られている中では不可能というより「無理」ということで諦めてしまいます。諦めるということは相手の言い分をすべて認めること、つまり「負ける」ことになるし、相手に慰謝料を払うことにもなりかねない、相手が満足するような結果に成りかねません。

この文章資料を弁護士に渡して、戦法戦術を考えてもらわないといけないので重要なんです。

中には自分で書いたら1万字になった、と言う人もいます。

これでは自叙伝だし一代記です、誰も読みません。弁護士だってこんなのを読みません。


イッパツで分かるような文章を作らないと調停も裁判も負けるのは必至ですよ。








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