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執筆者の写真oryza63

離婚に関連する相談で多い話し

結婚数年とか数十年とかで離婚するケースの中ではDV等が多い。

共感性や意志疎通に関連するアスペ関連も多い。

そういった中で、40歳前後、結婚数年レベルで起きる問題ではそれと同時にセックスレスが多い。

単なる「レス」ではなく、そもそもスキンシップが無い、手を繋がない、といったものもある。

さらには会話しない、しても自分の事ばかり、というのもある。

セックスに関してはよく話しているように「究極のスキンシップ」であるから、普段のスキンシップがダメならこっちもダメになる。


たぶん、好きで一緒になったのだからレスになるのは不思議だ。

しかも結婚数年でそうなるのはなぜか?

話しを聞いて行くと、そもそも回数が少ない(月に1回程度)というのもいる。

これは結婚前も同じようで、妻側としては「それを第一に求めるのもいやらしい」と思ってガマンしていたが、結婚しても変わらないので「もうダメだ」となってくる。


40代後半初婚男性と結婚して1年目という40代女性は「しない、する気がない、勃たない」と言って嘆いていた。

超草食系といった感じだ。

先週あった相談のほとんどでは「この問題」が出てきていた。

そこに持ってきてDVやらモラハラといった事があればサッサと別れたくなるのも当然か。


会話する、相手の話しを聞く、声を掛けるといった行為は「私はあなたに興味がありますよ」という事から来るものだ。

これらが無いということは「興味が無い」となる。

興味が無い相手ならセックスする意味もないし、しようとも思わないからレスになるのかもしれない。

EDだからとか、ウツだからという人もいるだろうけど、この話はそれとは全く関係ない。

そんな病気も無い夫の話しである。


自分に興味を持っていない人間と一緒にいるのは苦痛であろう。

「何のために結婚したのか」とさえ思う事もあろう。

いつも言うように、家庭を回すのにエネルギーが必要であるが、補給なしであればいつかはエネルギー切れになる。

夫から妻からの労わりや愛情といったものがエネルギーになるのだが、それが無ければ補給なしとなる。

うちの相談で「不倫」についても多いのだが、結局のところ彼女達は家で愛情を補給されないから、外で補給してくるようになってしまったのである。

しかし、それによって家庭を切り盛りして家族の面倒をみるためのエネルギーが補充されるのであれば、「有益な不倫」といえるから、うまくコントロールしてその関係を続けるのがベストだといえる。


世間では相変わらず「不倫=悪」という見方をするが、「男を求めて、セフレを求めて」ではなく「愛情を求めて」であるなら問題ないというのがオレの見解である。

それが悪であるなら「カミさんの面倒を見ない夫」の方がもっと悪である。

不倫に至る原因を作ったのは夫(または妻)であると断言してもよい。

セックスレスだって十分「離婚事由」となるのだからね。

これは何も若い世代だけでなく、50代だってそうだし60代でもいえる。

「そんな歳でもまだですか?」などと言う輩もいるが、それこそ偏見であり人間というものを知らない証左である。


「求めよ さらば与えられん」である。

相手が欲しければ、必要であれば求めること、求め続けることである。








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