芳香剤の香りが漂ってくる車が時々いる。
人の好みは千差万別で、カーショップへ行けばたくさんの種類が売られている。
オレも昔は使っていた。
今は使っていないので只々「懐かしい」の一言である。
昔愛用していたのは、多くの人から「怨嗟」の声が出る「ココナッツの香り」であった。
「気持ち悪い」「頭が痛くなる」などと男女問わず嫌われていたのである。
「オレはいいと思うけど」と言おうものなら、「嗅覚が異常だ」と指摘される。
ブーイングが酷いので一時は「バニラの香り」を使っていたが、これも同様で「異常者」扱いされる始末であった。
そんなに酷いものなのか?
コパトーンみたいでいいじゃないか?
サーファーじゃないのに、そんなの使うのはオカシイのか?
嫌悪の対象であったが、探偵で車を使うようになってからは「そういった」趣味は止めてしまった。
今はタバコの臭いだけである。
ところが、こっちの方がまだココナッツの香りよりマシなようで、老若男女問わず「文句」を言う人はいないのである。
ココナッツの香りがタバコより嫌われるのは何故だろう?
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