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自己愛を敵視する人々

心理学や精神医学等では自己愛というと「いい意味合い」で捉えないようだ。

しかし哲学では「自己愛が無い人間は他人を愛せない」等ともいわれ、自己愛は必ずなければならないモノとされている。


しかし世間では自己愛というと「悪」とされるようで、うちへのメールやコメント等では「ゼッタイに許さない」とか「撲滅させる」等と息巻いている人がいる。

こうなってくると、その本人が自己愛の権化のようである。


要はその、攻撃性、する事、程度等の問題であって、さらにそれは自己愛だから、自己愛だけがするものではない。

障害でいえば、境界性だって、妄想性だって同じ事をする。

アスペルガーもそうだし、ASD全体で見てもするのがある。

こうなってくると精神疾患すべてが敵になるし、撲滅の対象にした方が平等である。

世の中の精神疾患やあるレベル以上の人間を抹殺する事に目が行く人間だって出てくるだろう。


それをするには、「アイツは自己愛だ!」と指摘すると公平な評価ができないので、国民全員をテストして選別することになる。

当たった人は「撲滅」の対象となる、否応なしに撲滅の対象とする。

アホな事を言ってると思うだろうが、1940年頃のドイツでは「優秀なアーリア人種の血」を汚さないために精神障害者や身体障害者が強制的に「撲滅」されていた。

「T4計画」という名称である。

地区ごとに「灰色のバス」が迎えに来て障害者を乗せる。

中ではサンドイッチや飲み物が振る舞われ、楽しく目的地へ向かう。

行先は大きな施設で、そこは入ってガスで始末する。

これは確か「何万人だか何十万人だか」を撲滅、殲滅していった。


「自己愛撲滅」という連中はこれと似たようなもので、撲滅するためには何をすべきか、どういった事をすべきか、等は一切言わない。

撲滅を叫ぶのは自分たちで、方法や施策を考えるのは「誰か他の人」という余りにもアホな考えを持ったある種の「扇動家」と言える。


一つの事には詳しいが、それが全体とどのように組み合わされているか、といった事は知らない、無視している事が多い。

能登の地震でもあったが、「あーすればいい、こーすればいい」と外野が騒いだが、そんな事はプロは分かっている、その方法が取れないから「これしかない」となってのである。


「自己愛撲滅」と騒ぐ連中は、何をどうしたらいいか、どんな方法を使うのか、それを言って欲しいものだ。

「殺せ、始末しろ、殲滅しろ」なんてことは言わす、勝手な妄想だけで言葉を吐くのは世の中を混乱させるだけである。

撲滅を言い出す人は法律をどう考えるのか、も不思議である。

法律を変えるにも大元の憲法との整合性が必要だから、憲法を変える必要がある、とは考えないのだろうか。


結局、こういった騒ぐ人間というのは「自分の事だけ」で騒ぎ何も考えちゃいないのだわな。


精神疾患や精神障害の相手というのは面倒である。

だから多くの家庭は疲弊するし自殺に追い込まれたりもする。

攻撃の対象が自分に向かっていたら逃げるしかない。

周囲へ向かうのなら施設に強制入院させるしかない。

ここら辺が今の限界だ。

勝手に間引く事はできないから、合法的に隔離するしかないのである。


とはいっても「無知」な人が余りにも多く、無知故に被害者となる人がいるのも事実である。



それから動画を見た人、相談をしてきた人の中には「もっと多くの人に教えてあげて下さい」とか「良い活動をしています、応援します」と言う人もいる。

一見、嬉しいような言葉であるが、そう思うなら「アンタがもっと宣伝してくれ」「応援するなら金の支援も頼む」である。

しょせん人はそんなものである、という事は分かっている。


しかし中にはお金を払って相談して、その後問題が解決へ向かってから「寸志」というか、感謝の意味で別にお金を払ってくれる人もいる。

相談料よりも多い額を払ってくれるのである。


よく考えると、相談というのは「知識」を相手の代わりに探し出し提供しているものであって、今までオレが得て来たモノを渡しているのである。

自分で探して答えを見つければ金なんぞ払わなく済む。

その代わり、たくさんの時間と知識を得るための資料にお金が掛かる。

それを短縮するために相談するのである。

だから問題の解決解消とは別物である。


まぁこんな事を言っても誰も相手にせんだろうから余り口には出さんがな。

多くの人はどんな問題でも「タダ」で解決できると思ってるし、知識はタダだと思っているフシがある。

これも「しょせん人はそんなもの」である。

いろんな人を相手にしていると愚痴も言いたくなる。










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