うつ病などで精神科に行く人がけっこう多いのだが、そこで貰って来る薬の名前を聞いてネットにある成分表を見たりすることがある。
見ていたらけっこう興味の湧くような内容だった。
薬の名前は伏せるが、どこのクリニックでも出してくれるし、最近では内科でも処方するようである。
だいたいが「安定剤と睡眠導入剤」という大まかな名称だが、それぞれ強弱があって飲む量を間違えるとエライことになる。
さて副作用を並べてみると、
自殺企図、自殺念慮、薬物依存、敵意、攻撃性、錯乱状態、興奮、せん妄、幻覚、幻想、アカジシア、ジスネジア、振戦、不安、不眠、眠気、動悸、めまい、体重増加、糖尿病、不整脈、頻尿、便秘
分かりにくい名称をウイキペディアから抜粋すると
自殺念慮(じさつねんりょ)とは
自殺企図の一歩手前、生きていたくない、死ぬことを想像したりすること
せん妄(せんもう)とは
アカジシアとは
そわそわして落ち着かなくなり、身体を動かしたい衝動に駆られる副作用
ジスネジアとは
口をもぐもぐさせる・舌を左右に揺らす・手が常に動いているなど、自分の意志では止めることができない不自然で不規則な動きのこと
振戦(しんせん)とは
自分の意思とは関係なく小刻みな振動を繰り返すこと、いわゆる「ふるえ」。
高齢者に出るようなものもあるが、これらは精神科で処方される薬の副作用なのである。
こうなってくると、病気なので薬を飲んだら別の病状が出てきた、ということになる。
また、症状の重さによっては統合失調症の薬がよく効くが、その診断を出さなければ処方できない、ということで薬のために統合失調症の診断を出す医者もいる。
出ている症状が、本来の症状なのか薬の副作用なのかワカランわ。
アカジシアなんかADHDのHD:多動障害のようになってしまうのか、などと恐怖する。
HDが酷くなるとこれを抑える薬が処方されるが、これなんぞ「第一種向精神薬」で【麻薬及び向精神薬取締法】の規定で処方されるものだ。
まぁ、精神科で処方される薬は麻薬指定のものが多いからしょうがないが、それで出る副作用も大したものである。
これを抑えるとこっちが出てくる、出てきたモノを抑えるのにこれを使う、となってまたまた別の症状を抑える薬を出され、ついには大量の薬に埋もれてしまう。
しかも精神科の薬は常習性、つまり中毒性があるので「それを飲まないと安心できない」となってずっと飲み続ける。
こうなったら薬と縁が切れないことになる。
だから安定剤や導入剤を10年20年と飲み続けている人が多いのである。
もうちょっと他の事で心を安定させた方がいいと思うのだが・・・・。
Comments