春分の日というと「昼と夜」の長さがほぼ同じと言われる。
それ以外に知るモノはあるだろうか?
春分の日には太陽が「真東」から昇る。
その時太陽のバックにある星座は、太陽が進む道である「黄道」上にある。
この道には12の星座があって「黄道12宮」等と言われる。
太陽がバックにする星座は定期的に変わる。
今はうお座から水がめ座への移行期である。
これらの星座を順番に背にして太陽が昇るのだが、一つの星座が2160年ほど続く。
うお座から移行するということは、今まで2160年余りずっとうお座を背に太陽は昇っていたのである。
宗教、それも古代から続くものでは「その時代の星座」が重視されて、ある時はマークとして使われる。
今のキリスト教も初期の頃には十字架ではなく「魚」の形が使われていたような話しもある。
さて、この黄道12宮だが、太陽の通り道にあるので順番に巡ることになる。
一つの星座で2160年として全部回ると(2160×12)=約2万6千年だ。
ということは、次に太陽がうお座を背にするのは2万6千年先となる。
今度のみずがめ座も2万6千年ぶりの到来となる。
前回これを見ていた人は何を思っていたか、どんな暮らしをしていかた、などと考えると楽しくて仕方がない。
日本であれば、縄文時代(新石器時代)以前、ということで旧石器時代になる。
今の九州辺りにあった「姶良(あいら)火山」が大爆発した頃でもある。
そんな事考えると楽しくないか?
さて、春分や秋分の日を「彼岸」とも称している。
彼岸とは「向こう側」つまりあの世であって、お彼岸とは「あの世に一番近づく日」でもある。
フリードリッヒ・ニーチェの本で「善悪の彼岸」というものがある。
善と悪の向こう側、善と悪を超越した考え、といったもの。
善と悪、真と偽、といった考えはくだらない、といった事を述べている。
オレの話している事はここら辺がベースになっている事が多い。
Comentarios