昔々といっても小学校6年の時のことである。
化学実験クラブに入っていて、実験で知って材料を集めて友達と作った。
木炭・硫黄・硝酸カリウムの3つを配合して作る。
この中で硝酸カリウムは薬局で買うのだが「大人」でないと買えず、さらに書類に署名捺印が必要だったので友達の母親に買ってもらった。
昔はよくあったひろ~い原っぱで、すり鉢を使ってそれぞれをすりつぶし、重さを測って配合し、それを混ぜるのだが混ぜる時にガチャガチャ混ぜると自然発火して危険なのでデッサンなどで消しゴムのクズを飛ばす鳥の羽で慎重に混ぜるのである。
これを圧縮してカートリッジに入れれば爆発するのだが、配合のまずさからか爆発はしなかった。
焚火にぶち込んで燃やして証拠隠滅である。
それにしても小6でバカな実験をしたものである。
失敗すれば指が吹っ飛んだかもしれん。
20代の頃は電子部品を秋葉原で買って来て、雑誌などにあった電子オモチャを作ったりもした。
中古のフォルクスワーゲンジェッタに乗っていた時は、「何キロまで出るか?」と第三京浜でアクセル全開にして190キロを出した。
1500CCの中古車がここまで出るとは「さすがドイツ製」と感嘆した。
メーターは一応220キロまであったが、確認のための行動である。
まったくアホである、ちょろっとタイヤが滑ればどこまですっ飛んで行くかワカランような車だから「即・あの世」であったろう。
別にスピードが好きな訳ではない、ただ確かめたかっただけである。
化学実験も同じで「再現」できるか知りたかっただけである。
こうやって見てみると「本当にそうなのか?」という確認を求める傾向がオレにはあるのは確かであろう。
普段の生活ではどうだろうか?と思い返してみると「あるわあるわ」である。
横浜に住んでいた小2の頃、家の窓から見える小高い山に見えた建設重機を「現場」まで出かけて見てきたり、山下公園あたりで「漂う」重油の匂いの元はどこか、と当時あった三菱重工業横浜造船所の近くまで探索に行ったこともある。
確認するのが習性で終生続くのであろうか。
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