top of page

探偵の仕事とは思えないような仕事を受けた話し

更新日:6月28日

先日、ネット関連の営業と話しをしていて「ブログの構築次第でSEO効果がまったく違う」という事を言われた。

それは知っているが、書き方や文字数、区分けなどの条件がいろいろあってハッキリ言って面倒くさい。


ちゃんと効果が得られるように作れば、それなりに見る人は増えるのであろうが、そこまで期待して苦労するのはイヤなので書きなぐっているだけである。

だからと言っては変だが、周りを気にせずバカな話も書き込むことができる、というメリットがある。

ということで、今回も探偵で起きた話しを書いてみる。


(1)いったいどういった関連で依頼が来たか分からないもので、

「夫婦のセックスの様子をビデオに撮って欲しい」

というのがあった。

聞いてみると「それなり」のものであったが、これは料金が折り合わず受けなかった。

何をどう考えたら、こういった事を探偵に依頼しようと思うのか不思議なものであった。


(2)ある施設の理事長(60代男性)の調査依頼で打合せをし、契約完了し1時間ほど雑談していたら突然真剣な顔で

「もしかして愛人クラブとか知りませんか」

と聞かれた事がある。

本人は真剣に考えていて、それを求めているのが分かるが

「理事長なら選び放題でしょ」と返すと

「以前はできたけど、今はなかなか難しい」という答え。


新手の「ワナ」で売春組織摘発の先兵かと疑ったがそうでもない。

ということで「ある人物」を紹介した。

その後会ったら

「どうして小林さんにあんな事を言ったんだろう?」

と言ってきた。

それだけ熱望していたけど「言えなかった」のだろうな、と思いながらも

「なんでオレにあんな事を言ってきたんだろう」

と疑問に思ったのであった。

探偵のオレがポン引きに見えたのであろうか。


(3)調査依頼を受け実状を聞き、過去からの経緯を聞き、何度も話しをしていくと自然と「知り合い」という関係になってきて、そんな仲で調査を続けていくと「自分の秘密を知っている昔からの知り合い」という疑似関係ができる。

しかもその秘密は友達はおろか、子供や兄弟、親など身内にも言えないような内容であったりする。


そんな依頼人がある時、

「出張で1か月ほど海外に行くので、定期的に家に来て窓開けて換気して欲しい」

という依頼をしてきたことがあった。

当時50歳くらい離婚して一人暮らし、子供はいるが遠くで暮らし家庭があるので「無理」と言われたようだ。


そんな訳で1か月間「留守宅管理人」として週2回くらいのペースで毎回6時間ほど行っていたことがあった。

まるっきり「親戚のおじさん」である。


(4)留守宅管理ではないが、「洗濯」依頼というのもあった。

やはり調査依頼の経験があり、ずいぶんと話し込み、まるっきり「秘密の共有」関係になってしまった依頼人が時々

「洗濯物が多いので、コインランドリーに持って行って欲しい」

と言って来ることがある。


それなりに多いのだが、オレの車で運び洗濯が終わるまで待つ・・・・事になるのだが依頼人も一緒に来てそこで話しをしている。

「なんだよ、話したかったんじゃない」「素直に言えよ」

という訳である。


そもそも、神奈川とか郡馬辺りに住んでいる人間が、東京のオレにコインランドリーへ行って欲しいなんてオカシナ話である。


(5)ある資格の試験、学校で出されたものを家でテキストを見ながらして、それが合格なら本試験へ進めるというものがあった。

それの学校へ出す試験を持ち帰って書き込んで欲しい、と言う依頼があった。

これも調査依頼経験者である。


当時、年齢は50歳くらい、シングルで子供なし、会社経営をしていたがそれを畳んでの人生再スタートであった。

再スタートなのに「そんな事をしていいのか」とは思うが、受けたのである。


資料を受取りに行ったら、テキストが3冊、全部で1000ページ以上である。

「マジかよ」というものだったが、若干その方面の知識もあったのでまぁまぁできる内容であった。

1週間の間、テスト問題見ながら関連ページを探して答えをひたすら書いていた。

出来上がってみると、どうもイマイチなので昔を思い出してテキストにポストイット付けたり、マーカーで印を付けたりしたのであった。

何度も見返して、折ったりガシガシ開いたりして見ていたので返すときにはテキストが膨らんでいた。


(6)調査依頼をしてきた女性が「元・デリヘル経営者」で調査後の雑談で、

「小林さん、私が経営していたデリヘル引き継いでくれない?」と言ってきたことがあった。

経営も順調で、女性も100人以上、お客もついていたが、風営法違反で捕まっていた。

さすがに「オレには無理」と言って断ったが、彼女からはその後も、デリヘル業界の仕組みや運営の仕方などいろいろ教わったのであった。


(7)ある社長から調査依頼を受け、その後も断続的に依頼を受けたことがあった。

顔が広い人であるが、ヤクザも出入りしている会社である。

時々行くと、お客として来ていた人にオレを紹介してくれるのだが

「小林さん、この人ヤクザの金貸し」とか「●●組の●●、仲よくしてあげて」

と紹介される。

当人から直接連絡を受ける事は無かったが、社長を通して間接的に相談が来ることはあった。


このように、探偵の仕事とは思えない仕事も多い探偵である。

とりあえず今回はこのくらいにしておこう。




閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentários


bottom of page