top of page
執筆者の写真oryza63

指導者の仕事

災害が起きると指導者(日本だと首相)が被災地に行くことがあるが、現地を視察するとか被災者を見舞うためだと思っているが人がいるけど、これは国の命令で現地へ派遣された人を労うためのものだぞ。


被災者云々という事もあるが、第一は自衛隊、警察、消防、海保など公務員や国家公務員、そして派遣された省庁職員を労うことがメイン。

国が要請し、それで派遣された人たちを蔑ろにしていると、そのうち国の要請に応じてくれなくなるのが当たり前。

だから感謝の意を表すために行くのが本筋だ。


では、最初に被災者訪問するのは誰かというと、そこの首長となるわけだ。

首長は地方公務員である職員の慰問や被災者訪問もすことになる。


ちょっとケースは違うが、海外の国で戦争等があった時、アメリカの場合は大使館職員などが一番先に避難の対象となる。

これも「国の命令で行った人の安全を守るのが国」であるから当然となる。

それじゃ民間人はどうかというと、大使館職員の後の避難だわな。


本来は、会社の命令で行った駐在員などは会社が責任をもって非難させる。

自分の意思で行った旅行者は自分の責任で返って来ることになる。

しかし、それが難しい状況であれば国が対処することになるが、国の職員が優先されるのである。


被災地訪問という場面だけで見ていると、訪問する行為で騙されてしまう。

被災者を見舞うのは当然かもしれんが、24時間体制で活動する救援者が頭に来てストライキでも起こしたらエライことになる。


トップは誰を慰問しているのか、誰が重要なのか分からないとバカな発言をすることになる。

それでも「さらにバカ」な連中が喝采を送るから調子コイてくるのである。

だから、バカにはバカが集まり、バカなことしかせず、より一層バカな集団となってしまうのである。


ラ・ロシュフコーの言葉で

「世には馬鹿たるべく定められた人がいて、彼等自身が進んで馬鹿なことをするだけでなく、運命そのものが否応なしに彼等に馬鹿なことをさせるのである」


というのがあるが、まさにそんな感じでバカな行動を率先して行う。



閲覧数:10回0件のコメント

Comments


bottom of page