押入れから、だいぶ以前に友達からもらった額が出て来た。
京都、大徳寺聚光院の住職長谷川寛州のものだという。
「本来無一物」、般若心経ではないが「すべては空である」といったものらしい。
ジョン・レノンの歌、イマジン(Imagine)の根本思想である。
イマジンをオレが最初に聞いたのは1971年年末、日本発表の頃である。
街中で流れて来たこの曲を例の「白戸君」が教えてくれた。
まぁ、彼はこの曲を聴くたびに「ひまじん」と言っていたが。
恐るべき小学生である。
そして次に聴いたのは1985年の映画「キリング・フィールド」の挿入曲としてであった。
「本来無一物」、押入れの奥にしまっておくと忘れるので出して飾ってみたが、大丈夫かよ?
こんなのが発掘されるなんて、オレはそれほど「物欲」にまみれていたのか?
でもなぁ、無一物の無一文になって、ついには「空」になってしまったらイヤだな。
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