誰かが何かして騒ぎになると
「あんな事するヤツが最低だ」などと言い出して、何だかんだと非難を始めるのがいる。
分かりやすいのは、誰かの不倫報道をあると
「人間として・・・・」と言い出すヤツ。
こういうの投影を起こしている可能性が高い。
投影とは、「自分が我慢して抑えている事」、しかもそれを「心の奥底」にしまい込んでいる人が起こす現象である。
自分は、心の奥底にしまい込んでいるのに、それを平然とする人間がいる。
それを「許せない」のではなく、自分はしたいのに「それ」ができない事に平静でいられなくなった状態でもある。
嫉妬などはそのいい例であろう。
ただ、「心の奥底」にしまい込んでいる、隠しているという所がミソである。
そうやってしまい込んでいるモノを「コンプレックス」という。
本来、コンプレックスとは「それ」を思い浮かべると自分の心が乱される、平静を保てなくなるモノや事柄を指す。
だから誰かの行為を声高に非難したり、異常なほど叩く人間は「私だってそれがしたい」という感情の現れでそんな事をしていると思っていいだろう。
成功した人への非難、宝くじを当てた人への嫉妬、不倫でいい思いをしている人への非難はそういう所から来ているので、異常な程叩くのである。
自分だってしたい、ならそう言えばいいのにそれができないから、言えないから激しい行動になる。
それがコンプレックスであって、嫉妬の原因であって、怒りの原因である。
人の怒りは、正義感から来ていると思うかもしれないが、投影が起こしている可能性も十分ある。
否、正義感からなんてのはウソで、すべて投影と言っていいかもしれない。
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