夫婦関係や交際といった関係の中でDVやモラハラをされ続け、それに怒りを持つ人は多い。
離婚の協議から裁判の中でそれを晴らそうと努力する人もいる。
つまり慰謝料をたくさん取る、婚費をしっかり取るといった金銭的な仕返しだ。
しかしそれ以外に「仕返し」をしたいと考える人間もいる。
いろいろあるだろうが、それで気が済むならすればいい。
勧める訳でもないが「いいんじゃないの」である。
「やられたらやり返す」という人はたくさんいるが勝手にすればいいだけで、それを宣言する必要もない。
「気持ち表明」なんぞせずに、隠れてサッサとすればいいだけである。
なのに宣言する、というのは自己顕示欲かそれとも「止めて欲しい」のか?
そんな事を繰り返していると当人が「自己愛ナルシスト」になっていく。
ウイルスのように、関わった人に伝染していくのだ。
毎度思うのだが、こんな仕返しをするよりは「早く忘れて」縁を切る事の方が先決だ。
人それぞれだが、その人は忘れないくらい「悔しい」思いをしたのだろう。
でも仕返しして「スッパリ忘れる」ことができるのだろうか。
それも人それぞれだから何も言わない。
あーだこーだ言っても、その考えで固まっている人は変更不能だから、何を言ってもムだであろう。
ウダウダ言っているよりサッサと「悪縁」を断ち切るべきだ。
金は欲しいし必要だが、それで関わり続けて「相手の思う壺」に嵌って行く人もいる。
縁を切るために関係が続き、忘れるために「相手を思い続ける」という矛盾もいい日々が続く。
恨みだ仕返しだ、と言っている人ほど「縁を切る」事ができないし、相手に支配され続ける。
そして自分も同じ種族になっていく。
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