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執筆者の写真oryza63

心理学はオモシロイ(3)

オリザの経緯説明シリーズ第3弾である。

前回は「人間わらしべ長者」となって、クライアントやいろいろな専門分野の人と知り合い、そこで知識を深めていった話しであった。


みんなの助けというか好意、支援で出会った人からの知識は「並み」どころではないものであった。

なにしろ「知っている・その立場・指導している・当事者」といった人ばかりであるから、専門書どころの情報量ではない。

敢えてそれと比べるなら、数百冊どころか数千冊分の情報量れは非常に役立つものだったし、今でも基本として重要な位置を占めている。



正しい話しや方法をたくさん知ったが、世の中「綺麗ごと」だけでは済まされない。

特に医療関係や福祉・行政・法律などの専門家は「法律的に」とか「正当な」「正統である」という前提で物事を判断しアドバイスを出すのが決まりというか、当たり前の話しでる。

つまり綺麗ごとの世界にいる、重心をそちらに置いているということである。


うちに来る相談は、DVが酷い・モラハラが酷い・ぶっ飛ばされた・ぶん殴られた・追い出された・逃げている・という話が多く、中には身売りでもされたのか、と思うようなものもある。

また、交際関係であれば似たようなDVの他に金を持ち逃げされた・脅し取られた・風俗に出された・ストーカーされている・脅迫されているといったものもある。


浮気が絡むものもあるし、性的逸脱、性的放縦、こんなのも混ざっている。

これらを正統派の人に話した時に帰ってくる答えが「行政や警察への相談、申し立て」となるのだが、これはあくまで正統派のやり方であって、仕掛けて来る相手にとっては「法律なんぞクソ食らえ」なのでどうにもならなかったりする。


浮気不倫オヤジにしても「何でそんな思考になるか」といったモノが分からないのでいろいろ困る事もある。

しかしここでも「人間わらしべ長者」に救いの手がやってくる。


探偵として浮気調査を受けているが、妻からの依頼よりも不倫相手からの依頼の方が多かったのである。

不倫している女性から、その相手である男が二股三股掛けているらしい、ということで調査依頼があるのだが、それが「家庭の妻」からの依頼より多かったのである。

うちの変わった点、特色である。


そんな中で、彼女達不倫している側の女性が「相手の男」の言い分や行動について細かく話してくれたので、オッサンの考え・目的・趣味嗜好・言い訳・引っかける時の言葉、といったものが分かってきたのである。


家庭で暴れるオヤジが精神科に来ることはある。

しかし、浮気しまくるオヤジを医者に連れて来る奥さんは余りいないので、その心理や傾向、パターンは謎であった。

それが一気に氷解したようなものである。

さらに、探偵業中期頃からは「風俗嬢」が調査依頼してくる事も増え、そこで風俗での男の心理や行動、趣味嗜好について知ることもできた。


また家で奥さんに暴言を吐くオッサンは大抵奥さんに酷い事を言っているのだが、それを医者やカウンセラーに言っても分かったような分からないような返事ばかりで消化不良を起こしている人も多い。

マジで酷いものがある。

「オマエはガバガバだからやりたくない」というのを始めとして「感じないからダメ」「マグロだからダメ」「フェラがヘタだからダメ」等いろいろ言ってくる。


こんなのは序の口である。

奥さん達からはもっと激しい言葉を聞かされる。

その言葉はアウトだろ、というモノばかりである。

ここでも書けんわ。


こんな事を言われショックを受けて、医者にそのことについて相談した人もいる。

言われたことではなく、それが事実か知りたい、ということだ。

聞かれた医者も「どうなんでしょうね」としか言えるわけない。


精神科で聞いて、産婦人科で聞いて、といった人もいる。

さらに「どうやったらダンナが感じるか」と、プレイそのものを聞いた人もいた。

そりゃ担当分野が違うわな。


ところがうちの場合、風俗嬢はいるわ、不倫バリバリ女性もいるわでいろいろ聞いて知っている。

なんだったら「その分野」に詳しい医者の話しも聞いているので、いろいろ答えられる。

また中には「性的倒錯」といったモノを持つ人もいて、うちは玉石混交である。


こういった人たちに対して「正しくは」等と言っても意味がない。

正統派の考えだと異常を改善する方向に持って行く事が多いから、「それは別のところで相談してください」となる。

しかし、その「別の所」はどこなのか、という事は教えてくれないので単に追い返しているだけであろう。

こうやって悩み困りごと、特殊な悩みを持つ人は違う方向へ流れて彷徨うか、それの解消を諦めるかになる。


いろんな経緯で「清濁併せ吞む」事ができているので、いろんな問題を投げられても何かしらの対案は出せるようになっている。


しかしである、こういった分野で問題を抱える人もけっこういて、それを「どこに」相談すればいいか分からない人も多い。

そんなの相談すること自体がおかしいのかもしれんが、当人にとってはエライ問題で、それが自分を追い込んでいたりもする。


こんな分野だけでなく、他の事でも悩みの原因はたくさんある。

悩みというのは、現状の自分と理想の自分との間にある障害で、それが解消できないと理想に到達しない。

到達を邪魔するものが「問題」であって、往々にして見えているものだけが問題ではなく、その後ろに隠れていたりもする。

だからカウンセリングで吐き出してもらい、それを聞いて問題の本質を探さないとイケナイ。

そして本質が見えたら、それを解消する方法を見つけ出し、それを使って障害を取り除くのである。

ここでカウンセリングとコーチングが使われる。

図だとこんな感じであろうか。


一代記は5月24日、今日のYouTube動画にも挙る。

ただし、内容はだいぶ抜粋している

それは内容や言葉がYouTubeの規約に引っ掛かりそうだからである。

「そう」というより「たぶんアウト」であろう。



さて、さすがに第3段となってくると書いている自分も疲れてくる。

「たったそれだけでかよ」と思われるかもしれんが、動画原稿も作って、動画も作って、電話を受けて、となるとオッサンも疲れるのだよ。

だから一代記は少し休憩ね。


それ以外のブログはせっせと書いていくから。



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