DV等の家庭問題、交際相手との関係での問題、離婚や別居に起きるいろいろな問題。
どれも当人にとっては深刻で悩みも深いものである。
また、その内容によっては誰にも言えないものもあって、さらに深刻で深海の底にまで達してしまったような気分にもなる。
こういった問題が起きると、誰かに相談するのが一般的だが、その相談を受ける相手が「それ」を分かっているか、理解しているか、ということもポイントになってくる。
話しを聞いて「エー、そりゃ酷いよ」とか「そんなのないよ」と言ってばかりだと、相談というよりも愚痴聞き相手になってしまう。
かといって、「これをした方がいい」「こうすべきだ」というと相談というよりアドバイスになってしまう。
なかなか難しいモノである。
こういう時は、「話しを聞いて、聞いて、聞きまくる」、「言わせて、言わせて、言わせまくる」、しかない。
大抵は、聞いている方が途中でアドバイスを始めてしまうので、「イマイチ違うんだよな~」という気持ちになって話すのを止めてしまったり、「もういい加減その話はやめたらどう?」等と言い出して、聞く事に飽きてしまったという意思表示をしてしまう。
そうなると、「この人に話してもムダ」という気持ちが出てしまい、話すのを止めてしまう。
そしてだんだんと話す相手、話せる相手が減って行って、ついには誰もいなくなって引きこもってしまうことになる。
話したいだけ話すことで、自分の頭が整理できる、自分が思っている事が見えてくる、自分の「心のつかえ」が分かってくるのである。
人間、誰しもバカではない。
そうすることで自分が見えてくるのである。
できない人が多い、というのは、それの相手をしてくれる人が少ないからだけであって、相手がいれば誰しも発見やヒラメキに辿り着くのである。
本当のバカであったらできないが、そういう人は話している途中で分かるから大丈夫、時間をムダにすることはない。
こういったことがリハビリと同じなのだ。
それができなければ、問題を抱えたまま同じ事を繰り返すだけである。
自己愛傾向の男と結婚し別れて別な相手と結婚したら、同じような男だった。
DV傾向の男と結婚し別れて別な相手と結婚したら、同じような男だった。
ボーダー傾向の男と結婚し別れて別な相手と結婚したら、同じような男だった。
これを繰り返す、結婚離婚を繰り返してしまい、結婚が趣味なのではないかと思うような女性も多い。
うちでは、4回達成で5回目に挑戦、といえるような人もいる。
なんでそうなるかと言えば、自分の問題点や弱点を分かっていない、理解していない、さらには、それを矯正していないからそうなるだけである。
交際相手と別れて悔やんでいる人、別居して悔やんでいる人、離婚して悔やんでいる人、どの人も問題点が分かっていないから、「しなければヨカッタ」等と悔やむのである。
心のリハビリはこういった事を修正し、自分の弱点となっている過去の「何か」を発見し、修正ができなくても「それを知る」ことでこの先間違いを犯さないようにしていくプログラムである。
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