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執筆者の写真oryza63

専門家(オタク)はよく話す、どんどん話す

専門家とはいっても「●●研究者」とかではなく、行政や会社といった中の部署の話し。


探偵をしていると「法律的解釈」で不明瞭な点が出てくる事がある。

弁護士を使うようなものではなく、それを運用している行政機関などの解釈の仕方がイマイチ分からないことがある。

そんな時は担当の部署へ直接問い合わせるのが一番早い。

今までも、国の機関の担当部局へ問い合わせてきたが、総じてこういったところには「やたらと詳しい」人がいる。


保険の代理店をしてきた時もそうだったが、保険適用や保険金支払い条件について分からない時は担当部署、それも調査担当に聞いていた。

たいていの代理店は営業担当へ聞くようだが、うちの場合は事故案件で知り合った調査担当から「営業に聞いてはいけない、聞くなら担当部署」と教えてくれたのでそうしていた。


そういった部署の人間は「オタク的」な知識が豊富で、定型の答えや解釈ではなく「裏技的」手法を教えてくれたりして大いに役立った。

オタク繋がりで他の部署を紹介してくれたりで、再保険や海上保険といった普通の代理店は接点を持たない部署へも連絡したり出入りしていた。


保険会社と同じように行政機関の担当者の中にも「オタク的」な人はいて、いくつか質問をするといろいろ教えてくれたり、「こんな事、こんな解釈があるのを知ってる?」と話し出す人も多く、ここでも普通は知らないノウハウが得られたものである。


こういった話しはどこの業界にもあって、特に問題を扱う事が多い部署の人はノウハウの宝庫である。

彼等には独自のネットワークがあって、それで他の業界と繋がり自分業務がスムーズに処理できるように協力している。

その中でもオタクは歩く「辞書・解説書・データ倉庫・人材紹介所」といった感じである。

ある問題で問合せしたら仲良くなって、他の業界の友達を紹介されたこともある。


業界は知ってる、その中の部署も知ってる、ということは多いだろうが、そこで働く専門的な人の中には「オタク」と言えるような人もいて、その人は「誰かに話したい、自慢したい」という気持ちを持っている事がある。

たまたまそんな人と出会うと持つ知識を洪水のように教えてくれる。


「守秘義務があるだろ」と言う人もいるだろうが、特定の「秘密」をバラしたり特定の「個人」を出したり、相手を「特定」できる情報を出す訳でも無いから大丈夫。

それにうちとしては「事例」「解釈」「準拠法」を知りたいだけだからそれ以外には興味がない。

そんな訳でオタクもいろいろ教えてくれるのであろう。



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