かなり以前からだが、外国のジョークが好きである。
聞いてすぐ分かるものもあるが、ひねってあって知識が無いと理解できないモノも多く、その典型はイギリスのモノである。
■ロンドン市長からイギリス首相になったボリス・ジョンソンがコロナに罹って入院した時の街頭インタビューで、
「ボリス・ジョンソンがコロナで入院しましたが・・・」と聞かれた通行人が
「おー、神様って本当にいるんだ・・」
と返したのが好きである。
政治信条などまったく入っていないのに、反ボリスというのがなんとなく分かる。
■イギリス軍人がアメリカ人に向けてのビデオメッセージで紅茶の淹れ方を話した際、
「お湯の入ったマグカップにティーバッグを入れます、港ではありませんよ」
というのがあったが、これも秀逸である。
18世紀末にあった「ボストン茶会事件」からである。
アメリカのイギリス植民地に住む元イギリス人が港で船積みしていた紅茶を海に投げ捨てた事件を下敷きにした話し。
これが元になってアメリカとイギリスの間で独立戦争が起きた。
■テレビ番組でポルノ俳優から政治家になった女性に対して司会者が、
「高貴な職業をしていたのに、どうしてそんな卑しい仕事を選んだんですか?」
ポルノ俳優=高貴な職業、政治家=卑しい者がする職業、という構図があるのは分かるが、それをテレビで司会者が言うのは素晴らしいし自由度が高くて羨ましい。
■イギリス人とアメリカ人が「大嘘」で勝負した時、
最初にアメリカ人が「昔、アメリカ人の一人の紳士が」と言った途端にイギリス人が言う。
「参った、君の勝ちだ」
アメリカに「紳士」がいるということ自体「大嘘」という訳である。
■「イギリスの食事は不味い、料理の上手なフランス人から習った方がいい」
と言われたイギリス貴族が
「なんで使用人から教わらなきゃいけないんだ」と返すのがある。
料理を作るのは使用人の仕事ということで身分の上下を表している。
イギリス料理は不味いが、ジョークはオモシロイというのが定説になっているせいか、
「イギリスは口に入れるモノは最低だが、口から出すモノは最高だ」とも言われる。
翻って日本はどうであろうか?
昔の川柳などはこれに似たものがあったが、今ではストレートに言うだけだったり、ボケ突っ込みのように説明が必要だったりでツマラナイと感じている。
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