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執筆者の写真oryza63

勘違いさせ自分がオカシイと思わせて病院送りにするガスライティング手法


オマエはバカだ等といって、あれができない、これができない、といろいろ指摘する人がいます。

こんなこともできないのか、と言って攻めてきます。

これを繰り返されると、自分は能力の無い人間だと思い込み、自己肯定感が下がり、自己決定能力も低下してきます。

これはDVでの流れそのものです。

彼等は私たちに「思い込ませる」、「そうかもしれない」と思わせる言葉を使ってきます。

この勘違い・思い込ませがガスライティングです。



自己愛傾向が強い人間は、他人を見下して攻撃します。

他人といっても攻撃対象のほとんどは奥さん、または交際している女性です。

当然、女から男への攻撃もあります。


交際といっても、結婚はしていないけど同居とか同棲している相手にこういったことをしてきます。

とにかく見下して、こき下ろす、ひたすらこき下ろして、心理操作をして、「もしかしたら自分は本当にバカなのかもしれない」と思う方向へ誘導します。

この思い込みへ誘導する方法が、ガスライティングという心理的虐待の一つとして有名です。

1940年代のガス灯という映画で出てきたやり口なのでこう言われています。

虐待とはいいますが、暗示、勘違いによって自分が間違っている、自分が悪いと思い込ませるものです。


自分の記憶、認識を疑うように仕向けます。

そうやって、自分がオカシイのではないかと思わせ、彼等にとって邪魔な人間を除去、排除していきます。



頭を混乱させる言い方としては


1 この間言っただろ

2 前にちゃんと説明しただろ、忘れたのか?

3 一緒に行っただろう、なんで忘れるの?

4 えっ、覚えてないの?

5 この間、自分でこう言っていたじゃない?

6 頭は大丈夫か?


等の様に、してもいないこと、話してもいないことを、さもしたように話しかけて、覚えてないの?と言ったり、内容を少し変えて話す、名前や場所を変える、していたことを変える、といったことで、記憶に誤りがある、と思わせます。


こういったことを言われ続けると、「もしかしたら自分はオカシイのかも」と思い始めます。

そうしておいて、

7 医者で診てもらった方がいいよ

8 一緒に精神科言って診てもらおうよ

等と言い出し、追い込んでいきます。


言葉以外には、物の置き場所、置き方を知らない間に変えてしまうことがあります。

しかも部屋の模様替えのような大幅な変更ではなく、ほんの僅かな移動や置き換えといったことがよくあります。


例えば


1 あれ? カップラーメンあと1個あったのどうしたっけ? と聞いたら

 何言ってんだよ、昨日食べてたじゃないか

 食べたのは相手なのに、あたかも自分が食べたように言い返します。


2 ここに置いてあった私の指輪知らない? と聞いたら

 そこじゃないよ、テレビの上に置いたじゃないか

 指輪を見つけて相手が置き場所を変えたのに、自分が置き場所を忘れたように言い返します。


3 青いスニーカー知らない、と聞いたら

 おい、どうしたんだよ、先月自分で捨てたじゃないか

 相手が勝手に捨てたのに、自分が捨てたんだと言い張ります。


こういったことを頻繁にされていくと、かなりの数の人が自分の記憶力に自信を失い始めます。


これをされて、さらに、えっ忘れたの?とか、医者行った方がいいよ、と言われたら、自分がオカシクなっていると勘違いしませんか?


最初は相手の記憶がオカシイと思っていても、「オマエおかしいよ」、と言われ続けることで自分の方がオカシイのかもと思うようになってしまいます。


どちらがオカシイのか分からなくなりますが、ここでもし相手が「うちの嫁さんがオカシイ」と周囲の人に言いまわれば、あなたがオカシイのではと周りの人が考え始めます。

そうなると、周囲の人からも「オカシイんじゃないか」と言われて、だんだんと自分の正気が破壊されていきます。


彼等はウソを使って周囲の人を信じ込ませるのが得意だということを思い出してください。


勘違い、思い込み、記憶違い、物忘れ、さらには思ってもいないことを言っている、といったことが自分自身に起きていると思い込ませて、あなたの心や頭を静かに壊していくのがガスライティングです。



こういったガスライティングをしながら、あなたの自己肯定感を下げる作業も始めます。


1 お前はバカだ

2 できそこない

3 こんなこともできないのか

4 学校の成績が悪かっただろ

5 何も分からないのか

6 そんなことも分からないのか

7 お前はクサイぞ

8 化粧が変だ

9 その服装、色の組み合わせオカシクないか?


記憶違いが多いと思わせられる、と同時に、あなたを否定する言葉を言ってきたら、どんどん自身を失っていきます。

精神的虐待、心理的虐待ではこんな手を使ってあなたを壊していきます。



また、オマエは臭い等と言われ続けると、常に自分の体臭を気にするようになり、やがて妄想から、実際にはまったくない体臭、口臭等を感じてしまうこともあります。

その結果、うつ病や自己臭恐怖症、そこから統合失調症に進行するケースもあります。

口臭ケアの薬や香水をやたらと多用する人も出てきます。


夫の浮気調査を依頼してきた奥さんの中には、言葉での虐待を受けて弱っているところに、「臭い」とい言われたことで一気に精神的に不安定になった人も何人かいました。



言葉で繰り返し責めて思い込ませる。

記憶違いしているように思い込ませる。

自分がした行動を覚えていないように思い込ませる。


こういった3拍子そろった攻撃パターンで、自分がオカシイと思い込んでしまう人もいます。



私がこの傾向に気付いたのは、浮気調査を依頼してきた奥さんの一部が「私オカシクないですよね」とか「私ちゃんと説明できてますか」と聞いてきたことが始まりです。


話しは筋道が通っていて特段オカシナところは無いのですが、本人は自分がオカシナ説明をしているように感じているのです。


実際に調査を始めてみると、ダンナは浮気し放題、相手が何人もいるといったケースが大部分でした。

そこで経過説明などで依頼人と話してみると、家庭内での行動というか、DVや虐待といったものがどんどん出てきました。


特に自己愛性パーソナリティ障害にだいぶ傾いている夫の場合、こういったことで奥さんを責める事が大部分でした。

境界性のボーダー傾向が強い人ではこういった攻め方は私の経験では無かったといっていいでしょう。



例えば、浮気に気付いた時にムキになって言い返してくるのであれば、まだ分り易く組みやすい相手と言えるでしょう。

しかし、反論ではなく、勘違いや思い違いを誘導するような相手であれば手強い相手、というより相当な悪意を持った危険人物といえます。


あなた●●にいたでしょ、●●のお店にいたでしょ、と現場を見られても、平然としてえぇ~?~オレは●●に行ってたよ、等と遠く離れた場所を言ってきたりする人もいました。

こちらの人違い、勘違いを誘導している訳です。


自分はオカシイんじゃないか、何か壊れているんじゃないか、と思っているあなた。

ほとんどのケースでは、そう思い込まされていることが多いモノです。

たとえ精神科に行ったとしても、医者はこうやって誘導されていることに気付かないかもしれません。


気を付けてください。

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