YouTubeでは話せない話しをしてみようと思う。
DVやモラハラが酷くて精神的に参っている女性の場合、我慢の限界に来ると家を出るという選択をする人が多い。
しかし、事情があって出られない人の場合、不倫などでなんとか精神を保っているような事もあるが、それも無く、ただ攻撃されるのを我慢している人の場合ダンナを殺そうと考える事が多い。
浮気調査や相談といった探偵業務で関わった人の中には、これを実際にしていた人がこの20年余りの間に10人以上いる。
どれも「成功」せず「悪化」もしなかったので表には出る事は無かったが、サスペンス劇場のようなことを実際にしている人もいるのである。
ほとんど植物毒を使い、料理等に混ぜていたが「人間なかなか死なないもんですね」というのが、彼女達の共通した意見である。
中には、病気で「喉頭」を切除して味覚や臭いを感じなくなったダンナの飲み物に「漂白剤」を混ぜて(それも濃いのを)いた人もいた。
どうしてこんな事になるのかというと、「殺るか殺られるか」といった思いが強くなっているからである。
毎日怒鳴られ殴られていたら殺意を持つのも当然だが、それ以上に「このままでは殺される」という思いが強くなってしまうのであろう。
こういった対象は夫だけではない。
夫の親、特に姑にへの殺意もあるし、時には自分の親への殺意もある。
姑の場合は夫が亡くなった後、二人だけで暮らしその中でイヤミの連続攻撃を受けている人にある。
自分の親の場合は、兄弟が何もせず責任を負わせメンドウも見させ、さらに行政の支援も受けられないような時に殺意になる。
それぞれの手口はいろいろあるが、「あんな方法、こんなやり方」で始末しようと相談してくる。
こんな相談も年間でいけば1件2件どころではない。
自分の夫でも親でも姑でも、みんな自己愛が異常に強かったり、束縛や支配が強かったり、自分勝手で人を奴隷程度にしか思っていない相手が問題なのである。
結局のところ「精神」に問題がある人が、殺意の対象になるのである。
老々介護の夫婦でも殺意から殺人になるケースはよくある。
介護事業所でも殺意から殺人になってもいるし。
高齢になったから施設に入れようと考えたら、介護認定が貰えなかった、本人が施設に入る事を拒絶した、というのはよくある。
また、痴呆が始まって入れる施設がない、病院もダメ、精神病院もダメ。
そこに暴力性や狂暴性が加わって、どこも入れてくれないというケースもある。
こうなると姥捨てではないが、どこかに捨てに行きたくもなるし、始末したくもなる。
結婚でも老後でもその親でも、相手次第で殺意が生まれ実行してしまうのが恐ろしい。
今現在、今日この時にも「たぶんどこかで」夫や親に殺意を抱いて暮らしているひとがいるんだろうな。
老人相手の殺意、とはいっても結局は「DVモラハラ」する人への殺意なのである。
できれば「殺す」ではなく「事故死」して欲しい、と望む人は多いだろうな。
その事故も計画的なのか偶然なのか、といったものもある・・・のである。
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