探偵の依頼を受けて地図で現地を確かめると「以前」別件で調査した現場付近、という事がよくある。
何か月か前に「●●町1丁目」に行ってたら今度は同じ町の「2丁目」だったとか、隣合わせの区で通りの反対側だった、なんてのもあった。
笑えるのは、以前の調査で「浮気相手」が住んでいたマンションから、300mくらい離れた
マンションが今回の現場、というのもあった。
ラブホの駐車場で張込んでいたら、1年前に別件の浮気調査で「退治」したオヤジと遭遇したこともある。
都内だとほぼ全域で動いているので、そうそう出会う事も無いのだが出会ってしまう。
そんな事を思っていたら昔の事を思い出した。
出掛けた先、旅先とかで声を掛けられる、何か手助けを求められる事が時々あった。
オッサン同士で旅に行くことが多いのだが、そんな所で「記念写真のシャッターを押してくれ」というのがよくあった。
それくらいはあるだろう。
しかし、その後移動した先でまた会う、という事が連続することがある。
ツアーで行ってる訳ではなく、勝手気ままな旅をしていて、それもかなり離れた場所でまた出会う、というもの面白いものである。
思い返せば中学生の時、鉄オタ仲間でローカル線に乗ったら「写真を撮って欲しい」と言われオレのカメラで撮った事がある。
送り先を教えてもらったら同じ市内だったので、届けに行った事がある。
なかなか真面目な中学生である。
ここでハタと気付いた。
中学の時も、オッサン旅行でも、オッサン山歩きでも、出会って写真を取ってあげた相手というのが「看護師」ばかりである。
話しをしてみるとどの人も現役で、年齢はバラバラ、仲間数人といる時だ。
シャッターばかりでなく、道案内請われたり、遠くに見える山名を尋ねられたり、咲く花や木の名前を聞かれたりと、ここでも便利に使われている。
それにしても、百歩譲って「看護師人口」が多いとしてもよく出会い過ぎる。
まるで「石を投げれば看護師に当たる」だ。
もっと譲って、看護師は「気軽に声を掛ける」としても多過ぎる。
仕事柄だとしても「声を掛けずにいられない」訳でも無かろう。
それとも人を呼び止める能力が優れているのか?
ドンと大きく譲って、「口から出まかせ」だとしてもみんなが言うのはおかしい。
それだったらマッチングアプリで大量発生しているはず。
周りに適当な人間がいなかったからか、と考えてもそんな事は無かった。
そんな寂しい場所で声を掛ける度胸があるとは思えない。
会社員やOL、主婦とかだったら分かるがなんで看護師なのか?
だったら警察官や自衛官、議員や教師であってもいいだろうに。
と、ここでまた考えてみると
探偵の依頼をしてきた人の中にも数人いたし、クラブメンバーの中にも数人いる。
人口に占める看護師の割合が多い、とは思えないのだがなんだろう?
土地にしても人にしても、同じような関係がグルグル回っているのだろうか?
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