DVが酷い、モラハラが酷いという夫や妻を相手に日々苦労している人は多いと思います。
こういった連中は、自分が構って欲しい時は寄ってきて、気に入らない時は暴れるといった行動をよくします。
常に、自分の気分次第ですから周囲の人は、それを早く察知して先回りしての行動を取るようになり、そうなると彼等は自分を大事にしている、自分を神のように扱っていると思い、さらに態度が大きくなって勝手気ままになります。
怒らないように、怒鳴られないように、先回りしてお膳立てする、この行動パターンは機能不全家庭に育つ子供や、毒親の元にいる子供と同じです。
それをすればするほど、自己肯定感が下がり、自分の存在意義や価値を見失います。
また、こういった相手は外面がいいので、家の中での悪事がバレません。
家ではこんなことをするといくら皆に言っても、分かってもらえない事も多く、多くというより殆どですが、そうなると被害を受けている人はカサンドラ症候群になってきます。
しかし、こんなDVモラハラ夫と暮らす奥さんの中には、きっちり対抗して成果を上げている人もいます。
そこで、その事例をいくつか紹介しようと思います。
すべてがこれで丸く収まるとは言い切れませんが、泣いて苦しむ生活を延々と続けていくよりはいいかと思います。
その1. 接点を減らす無くす
1.無反応・無関心を目指す
2.会話を無くす、声を掛けない、話しをしない
3.目を合わせない
4.自分を正当化する
夫が何か言ってくるとそれに反応するのが一般的ですが、ここは根性を入れてスルーする、または簡単な言葉だけを返すという方法があります。
何か話してきても「あっそう」「だから」「いらない」と返す。
聞こえないフリをする、スルーして無視するという方法です。
こちらに何かしてくるというのは、構って欲しい、という意思の表れともいえますから、「私は相手をしませんよ」という合図になります。
思い返してください、モラハラする人はこちらが話しかけてもこんな態度を返すことがあるでしょ、同じことをしてやるんです。
そしてここが肝心ですが、相手の言ってくる事してくる事に無関心無反応で我慢するのではなく、相手の存在に無反応無関心になることです。
戸建ての家、マンションに暮らす夫婦でありながら、相手を無視してスルーして暮らし、家の中で夫と出くわさないように暮らしていた奥さんは、この3年間、夫の声を聴いたことが無い、夫を見かけなくなったと言っていました。
完全無視しているうちに夫が奥さんを避けるようになったわけです。
その2. 会話を無くす、声を掛けない、話しをしない
1.の無関心に通じますが、相手の声掛けに反応して話しをするというのは、モラハラやDVをする人間にとってはいいキッカケです。
DVやモラハラの多くは、会話によって始まることが多いのです。
その言い方はなんだ、話し方が気に入らない、といって騒がれた経験もあるでしょう。
であるなら、そのキッカケを取り除くのは当然のことです。
子供がいるなら、子供とだけは普通に会話して夫は除け者にしていきます。
これをやり過ぎると子供にとって毒親になってしまいますが、毒には毒で対抗するしかないので我慢してください。
その3. 目を合わせない
目が合えばケンカになることもあります。街中でもガンの飛ばしたなどと言って絡んでくる輩がいます。
だから目を合わせないこと、ただし、相手をこっちを見てきたから目を逸らす、というのではなく、最初から視野の中央に相手を置かない。視野の端っこのように置いていることで、こうすれば目が合う事はありません。
ちなみにこれ、探偵が尾行や張込みの時に使う手です。
その4. 自分を正当化する
DVモラハラでは、お前が悪い、お前のせいだ、といった言葉がやたらと出てきます。
こうやって、あなたの「善い人であろうとする心」を刺激して罪悪感を持たせ、私が悪かった、ゴメンナサイ、と言わせようとしてきます。
だからそれを逆手にとって、お前が悪いと言われたら「だからなんなんだよ」「こっちの勝手だろ」と言う気持ちと同時に言葉を返していきます。
彼等も同じ事をしています、いつもそうやって自分は正しい、お前たちが悪いと言っています。
同じ事をするだけです。
調査でも相談でもありましたが、インフルエンザに掛かって高熱を出して寝ていたら、ダンナが仕事から帰ってきて「オレのメシはどうなってるんだ」と怒鳴られ、フラフラになりながらお弁当を買ってきた奥さんがいました。
こんな話はよくあるのですが、買ってきた弁当をまずそうに食べながら文句を言われた人もいます。
もしここで完全無視をしていたら、どうなったでしょう?
殴られるかもしれませんが、そうしたら警察を呼べばいい事です。
どの人もDVやモラハラを受け続けて来て、抵抗することを止めています。
諦めています、そして反撃を怖がっています。
しかし彼等は、それを分かっているから調子に乗る訳です。
最初にも言ったように、すべての家庭で使えるかどうかは分かりません。
しかし、DVモラハラをする相手は、自分より格下、力が弱い人をターゲットにします。
弱い奴はいくらでもイジメて良いという感覚です。
体力や武力を強める必要はありません、必要なのは気力、根性かもしれません。
それで対抗して、力関係が逆転した家もあります。
夫が出て行った家もあるし、追い出した家もあります。
反撃中の家もあります。
最終的にはどうするのか、それは分かりません。
別居するか離婚するのか、それとも逆転した力関係の中で継続していくのか、どっちでしょう。
ただ、今までを見返すとほとんどが離婚しています。
夫を追い詰める事で、夫が離婚を決意するケースもあります。
ただ私が思うのは、力関係云々よりも、お互いが対等な関係を作る、平等というか公平な関係を作り上げることが大事だと思います。
この方法を使っても、対等で公平な関係ができないのであれば、その人と生活していくのは無理な話しでしょう。
こういった事をする場合は、計画を立てて、その内容を書いておくことが大事です。
何があって、これを始めたのか、そしてどのように変化しているか、といった経過を記録することです。
それが無ければ、あなたが突然モラハラ女になったと言い立ててくるかもしれません。
さらに相手は外面がいいので、被害者面をする可能性が十分あります。
記録に残し、なぜこれをするのか、表しておいた方がいいと思います。
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