ブログにいろいろ書いているが、これがけっこう広告効果がある。
「ある」というのはおかしいがネットのSEOを知っている人であればひと頃言われた「ロングテール」という言葉を知っているだろう。
検索に引っ掛かるように言葉を選択してタイトルやタグに入れておくのだが、どこもかしこもこれを似たような言葉を使っているので、たとえ検索に掛かってもその順位はとてつもなく低い。
ちなみにオレがホームページ上で「自己愛性パーソナリティー障害」という名称を使い出したのが今から10年余り前。
その頃、この名称で検索するとなんと第一位であった。
うちのサイトの下に医療機関がズラズラと続いていた、ウィキペディアなんかはもっと下位であった。
今ではそうでもないが、あの頃は「自己愛性パーソナリティー障害」と入れたらうちのサイトが出て来る始末だったので、上位になってしまう流れができていた。
それが目立たなくなったのは、他もこのキーワードに力を入れ始めたからだ。
ほとんどのキーワードはこうやって淘汰されていく。
しかし、ロングテールだと文章自体、普段使う言葉が所々に入るので検索ボリュームは少なくても引っ掛かる。
例えば以前「不倫 二股 死ね」というキーワードで来た人がいた。
「へー」と思ったのでブログに書いたら、その後にこのキーワードで来る人が何人か続いたことがある。
これと似ているのが飲食系で使う「ジュワっと」とか「トロットロ」というものだ。
キーワード検索は以前は単語ばかりであったのが、日常使われる表現やイメージからの言葉が増えて来て、たぶん今もそうだろう。
長々とこんな事を書いて何が言いたいのか?というと
「ブログで書いていた記事から仕事の依頼が来た」という事である。
手術の立ち会い、出張話し相手といったものがやってきた。
そして恐れ多くも、行政の担当者から「アドバイスが欲しい」という本末転倒のような話も来た。
ありがたいことである。
オレは「文章を書くか」、「話しを聞くか」くらいしか能がないのだが、なんとか「芸は身を助く」で生き残っているようである。
「蟷螂の斧(とうろうのおの)」であっても振り回していたら「良い事」もあるだろう。
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