前回「オレの車の芳香剤はタバコだ」と言ったが、ちょこっとその話をしてみる。
もう既に「人生の半分以上」どころか、かなりの期間をタバコと共に歩んできた。
車の運転と同じくらいの歴史がある。
長距離ドライブ、追跡ドライブでは放せない。
今は軽めのを吸っているが、昔は重かった、というより軽いのが無かった。
その中で好んで吸っていたのが「峰(みね)」である。
ボックスなので折れたりせず、そしてニコチン・タールも多めだったので好みでもあった。
しかし、それよりも「峰」という名称と漢字表記という、その点も気に入って吸っていた。
2006年だかに国内販売が終了したが、成田空港の出国ロビーでは売っていたので、成田から海外旅行に行く身内に帰国時の出迎えと交換条件で買って来てもらった。
約3週間後に、行先のヨーロッパから戻るまでが待ち遠しかったのである。
ヨーロッパ土産が「峰」である。
オレの周りには変わった人間も多いようで、たまに家に遊びに来た時の土産が「缶ピー」という男もいた。
両切りタバコは、独特の吸い方があるので慣れないと口の中に葉っぱが入ってしまい「ペッペッ」と吐き出す事になる。
そいつは若いし、フィルタータバコしか吸わないのでよく持って来た。
ある時、「オマエ、なんで缶ピー持ってくるの?」と聞いてみたら「うちの施設で亡くなった人の遺品ですよ」という返事。
彼は、福祉施設で働いているのである。
どうりで「蓋が開いてるのが多い」と思った。
まぁ、そんな事は気にしないし、亡くなった人の供養と思って吸わせてもらっていた。
このデザインは商業デザインへの認識が低かった1952年(昭和27年)に作られれ発表された。
ハトがオリーブの葉を咥えている、つまり「ノアの方舟」の物語からの発想で、デザイナーは大御所「レイモンド・ローウィ」である。
このオッサンは不二家のロゴや同じく不二家の「LOOKチョコレート」のデザインもした。
書体は「フーツラ・デミ・ボールド」だったかな?
うちの遥か昔の名刺の書体がそれだった。
変にマニアックな話しになってしまった。
オレのマニアックな話もいいが、今後はオレの元にくる人々のマニアックな話しも出してみようかと思っている。
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