このところ「クソ暑い」と言う言葉ピッタリなほど暑い。
そんなか、またもや近くの小金井公園をテクテク歩いてきたのである。
暑熱順化(しょねつじゅんか)トレーニングもあるし、気分転換のつもりで出掛けたのだが、歩いていて山歩きをしていた時のことを思い出していた。
だいぶ以前は2000m以上の「高い山」に登っていたが、それには体力が必要なので低山歩きをしてトレーニングしていた。
低山、1000m以下、それも500m前後の山を歩くのである。
それだけでは簡単に終わるので、低山が尾根続きになっている「山塊」を使う。
オレがよく行っていたのは東京の高尾山の周りにある「南高尾山稜」と「北高尾山稜」のコースである。
尾根続きで山が10~15くらいあって、どれも500m程度である。
「だったら楽じゃん」と思うだろうが、上下を繰り返しいると疲労度はけっこうある。
水平方向に10数キロ歩くと、上に3000mくらい、下にやはり3000mくらい歩く。
つまり10キロ歩くと富士山を登って降りるようなものである。
しかもここは木が茂っているので視界は余り無く、風も通らないので暑い。
こんな所を毎週のように歩いて体力錬成に励んでいたのである。
ところが、この低山歩きをしていたら高い山に登るよりも面白くなり、ついには低山歩き専門になってしまった。
尾根伝いに移動するのが面白く、何度も頂上を越えないと目的地に着かないという「無間地獄」「地獄めぐり」のようなのが楽しい。
真夏でも真冬でも行っていたが、水の消費が半端なかった。
一度、途中で「水切れ」となり、給水できる場所というかお店のある場所まで一人で「悶絶」しながら歩いた事もある。
「唾も出ない」「汗もかなり少なくなって」もはや脱水症状で「行き倒れ」になるかと思う中、必死に歩いたのを思い出す。
探偵として暑い中で尾行張込みもしてきたが、あの時の「悶絶行軍」に比べたら楽勝である。
マジで死ぬかと思ったのである。
それ以来「水」はかなり多めに持つことにした。
持つとは言っても「ハイドレーション」と「プラティパス」をザックに入れてだったが。
ハイドレーションも未だあるのだが使う機会は無いな・・・・。
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