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執筆者の写真oryza63

カサンドラ症候群というのがあるが

これは発達障害、ASD傾向の配偶者(多くは夫)の相手(多くは妻)が陥る症状と言われる。

ASD特にアスペルガー症候群の場合、対人関係を築けない、コミュニケーション能力が低い、情緒的な相互関係を築けないことで身近にいる人が不安や抑うつなどの心身の不調を来す状態のこと。

症候群というからには、いろんな症状が出てきて、しかも原因がわからないことから「症候群」と名付けられている。

不安症やうつ症状、発熱やだるさ、突然汗をかくなど不定愁訴にも似た症状が出ることが多い。


さて、アスペルガーの夫を持つ妻に多い症状であるが、夫自身は家では横暴だが外面がよいので妻がそのことを誰かに話しても信じてもらえない。

それによって「嘘つき」とか「何か企んでいる」などとあらぬ批判を受けてしまい、それで余計落ち込んでいく。

アスペルガーの夫と暮らす妻はこういった形で「世間」から切り離されていくことがある。


しかしそれ以外に、夫とのコミュニケーションが取れないことや暴力やモラハラなどで絶望して、誰にも話せず相談できずに引きこもっていく人もいる。


また、自分が育った環境や、地域的な要因から「そういった」夫の行動を「よし」とするところもある。

こうなると相談どころか「おかしい」と思うこと自体がその集団への謀反のように思われ、相手やその家族、地域の人たちから総スカンを食らうこともある。


オレが思うカサンドラ症候群とそれに似た状態というのはこの3つである。

まとめてみると、

1.おかしいけれど、それを誰も信じてくれない事から孤立していく

2.最初から諦めて引きこもり孤立していく

3.地域全体がおかしいので、周りから一斉に批判されて孤立していく


なんか、いろんな人からの話しを聞いていくと、こういったことがあって被害者はどんどん追い詰められるのである。

都市部のような所では「3」のようなことはないだろうが、地方で人口が少なく、親族で固まっているような場所だとこれは起きるし起きている。

「血の濃さ」を重視する所では今もあって、話を聞くと明治から昭和初期のような「縛り」が存在するのである。





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