アスペ夫と離婚調停や離婚裁判をしている人が何人かおる。
どの人も揉めている。
しかも、揉めている理由がよく分からない(妻は)のである。
たぶん、経験が余り無い弁護士であれば、彼等も理由がワカランだろう。
弁護士の経験というのは、精神疾患や発達障害と思われる人を相手にした経験のことである。
「離婚」をしたいから調停や裁判をする。
「婚費」を請求したいから調停や裁判となる、のが一般的なものであり常識の範囲であろう。
しかし、アスペ夫を相手にした場合は、この常識が通用しない。
話し合いや調停というのは「落し処」を探りながら「譲歩」を引き出そうとするものである。
しかし、裁判は「それ」ができなかったので裁判官に「決めてもらう」ことになる。
さて、アスペ夫と戦うとどうなるか?
1.「自分の非を認めない」人間なので、譲歩など絶対にしない。
2.攻撃あるのみ、なのでいろいろなネタ(原因や理由)を探し出しぶつけて来る。
3.攻撃に際しては、自分の正当性の主張のためなら「ウソ」を吐き続ける。
4.そのウソも妻を精神的に追い詰めるような内容「性的」「羞恥心を刺激」「屈辱的表現」「晒し者」になるような言い方をよく使う。
最終的に「妻」である自分が勝つなら「しょうがない」で済むかもしれないが、そんなこともない。
なぜなら、夫は自分が不利になったり負けそうになると「新たな調停」を申し立てることがある。
【事例1】
離婚を優先するために、付随する婚費その他の「お金」の問題については妻側が基準の「最低額」での受け入れを表明し、夫側に有利な条件を提示したが反対した。
「そういうことではなくて・・・」と言い出し、新たな提案をしていわゆる「ちゃぶ台返し」をしてきた。
【事例2】
事例1と似たような事をする夫は過去に数名いたが、どれも調停での合意を「避けるため」に直前になってちゃぶ台返しをしてきた。
裁判の場でもこれをする夫がいる、「引き延ばし」ともいえる行動である。
調停や裁判の席で「持論」を延々と展開し「何が言いたいのか分からない」「結局、どうしたいのか」が分からないような夫もいた。
アスペ夫は「結論」などいらない
一体何を求め望んでいるのか? ?といえば「たぶん」であるが「妻をいたぶり続ける事」が目的になっているように思える。
でなければ、合意目前でそれを破棄し、新たな条件をぶつけて来るなんてあり得んだろ。
しかもそれを繰り返すのはオカシイだろ。
妻側は「お金の無駄じゃないか」と思うようだが、アスペはそんなことを考えない。
「恨みや怒りに執着」しているので、これを消化しないことには前進できないのである。
金の続く限りやる、足りなくなれば借りて来る。
すってんてんになっても怒りが消化できなければ、怒りを妻本人に持って行く事もある。
つまりストーカーになって攻撃する、という輩も「ごく一部」にいる。
そこに至るまでに「新しい目的」が出てくれば、離婚話しなどすっかり忘れてしまう。
ストーカー殺人があるが、あれば自己愛性パーソナリティー障害もあるが、大半がアスペルガーや境界性パーソナリティ障害の傾向である。
ネットで他人のブログなどを見ていると、
・「自己愛夫」から散々な目に遭わされたから仕返しした
・絶対に仕返しする、今までそうしてきた
・自己愛は許さない
などと書いている連中が多いが、こういう人も自己愛に問題があり、その行動をコントロールできなくなっていたりもする。
その執着度合からすればアスペや境界性パーソナリティ障害の傾向が強かろう。
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