つきまといもストーカーも同じだと思っている人も多いが、それぞれ微妙に違うのである。そこのところは自分で調べてくれ。
今回は、なんでそんな事件が起きるかについて。
相手を付け回す、ずっと監視するという行為行動は「執着」から起きていると言われる。
気になって仕方がない、何かしないと気が済まないといった「興味や恨み」が考えられる。
何だか知らないけど付け回す、というのは有り得ない。
もしそうだとしらた、自分の行動と思考が繋がっていないから「完全に頭が壊れている」か「何かに憑依された」心霊現象になってしまう。
気になる、という事からの行動は執着ではあるが「害」を及ぼす可能性はあまり高くない。
高くないとはいっても、付け回される側にとっては気味が悪いに決まっている。
さらに、それが高じて異常行動を起こす可能性もあるので、放置してはいけない問題である。
「こっちが気にしなければ大丈夫」等という人もいるようだが、そんな事は無いのである。
興味からついて回っていて、「それより手に入れたい」という感情が出てきたら拉致・誘拐だってしてしまう。
手に入れたい、という気持ちは好きとは違う。
コレクターとしての感情だからね。
こういった感情からの執着以外に、恨みからの執着というのがあって、それが元で事件になる事の方が多い。
事件というのは傷害や殺人である。
それもターゲット一人だけ、ではなく「その家族も一緒」という「一括消去」みたいなこともしてくる。
ストーカー事件で問題で怖いのはこれである。
「別れ話のもつれ」といった定型フレーズを報道は使いたがるが、もつれてそうなったのではない。
もつれる、というのは双方が反目しあって、合意形成ができず、感情的にな対立が起きた状態だろ。
執着する人間とは合意なぞできないから「もつれ」ではない。
執着についても「好き」という感情から来ていると思う人も多いだろう。
そう思うのは、異常者を理解していない証拠とも言える。
好きだから執着して付きまとう、のは自分への愛情を求める傾向にあるナルシスト的人格を持つ人間。
ストーカーの執着は、好きだけど「自分以外の誰かと仲良くなるのは許せない」「自分が一緒になれないなら、他人の元に走らせたくない」「自分と別れて他人のモノになるなら、自分を最後にさせよう」、こういった感情から「他人に行かせない」ようにすることが多い。
ボーダーやアスペはこう考えるの多く、ナルシストは自分を捨てた相手への恨みや未練からついて回る事が多い。
心理学でも犯罪学でもストーカーで一番怖くて凶悪なのは「境界性パーソナリティー障害」の人間がしてくるモノだと言われている。
巷では「自己愛最強説」があるが、そんなのは甘い。
ボーダーやアスペが危険で凶悪で対処不能で法律や常識は通用しない。
もう一度言うが、「自己愛ナルシスト」も苦労するのは確かであるが、境界性のボーダーの方が「核兵器級」の破壊力がある。
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