お化けが恐い、災害が恐い、不審者が恐い、UFOが恐いなど怖いモノにはいろんなものがある。
人はどうしてこれらを怖がるのか。
それは、原因とそれが起きる理由、タイミングが分からないからだと言われる。
不審者であれば相手が何者か、何を目的にしているのか、といった事の他に「自分に害を与えるか」といった事がハッキリしないという点も挙げられる。
結局は、自分や自分達にとって「有害か無害か」が明確にならない限り「怖い」という感情が先に来る。
もっと身近なものに例えると、DVで暴れる配偶者は怖い。
何故暴れるのか、何故騒ぐのか、次に何をするのか、こんなことが分からないから怖い。
しかし、キレて暴れる理由や原因が分かると少し安心する。
そして「次にする事」のパターンが分かってくると「ほら、やっぱり」と思えるようになってワンパターンな行動に呆れてバカ見物となってくる。
原因が分からず右往左往していた時とは打って変わって「上から目線」に変われる人も多い。
人は理由や原因が分からないモノに対しては恐怖を抱く。
それは自己防衛機能であり、警戒態勢に入るためのトリガーになる。
しかし、多くのモノには原因や理由があるから、それに対しての知識があれば何とか切り抜けられるし、準備態勢もできるから恐怖一転張りとはならない。
理由や原因が「未だに」分からないモノもあるが、こうやって考え準備することで「本当に怖がるべきモノ」や「本当に警戒すべきモノ」が見えてくる。
こういう理由から「無知は罪」とも言われるのである。
さらに、無知は差別や偏見を生みだすから罪というよりも「悪そのもの」かもしれない。
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