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執筆者の写真oryza63

「話す事」が足りない人が多いのは時代のせいか?

家族、友達、交際相手といった人との間に問題が起きる。

相手の考えが分からない、どうしてそんな事を言いうのか分からない、という話しがよく来る。

DVするモラハラする、自己愛が強くて命令が多い、スルーする、といった事が起きて初めて「相手は何かおかしい」と気づく人もたくさんいる。

パワハラもそうだろうし、友達付き合いでもそんな事が起きる。


自分が被害者となって初めて「気付いた」という人もいるだろうが、たぶんそれって随分と以前から違和感を感じていたと思う。

その違和感を「勘違い」と思い込んでしまう人が多いのは、今までに何回も言ってきた。


人が相手の事をどう思うか、敵か味方か、といった事を判断する時には会話や態度から判定することが殆どである。

言葉のやり取りの中で「違和感」は無いか、敵対的発言は無いか、言われたくない事を何度も言わないか、といったことでみている。

また、その態度や表情、身振り手振りといった非言語コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーションでも判定している。


この読み取りが弱いと、いつの間にか相手の餌食になってしまったり、マウントを取られて逆転不能の状態に持ち込まれてしまう。

一気に攻めて来るのもいるだろうが、だいたいは年単位で形勢を作ってっくる。

その間、何も気づかない事は無いはずだろう。

無いと思うならまずは「見過ごし」を思った方がいい。


言葉でのコミュニケーションをバカにする風潮がある。

メールでOKだろう、チャットでOKだろう、ZOOM会議でいいだろう、という考えを持つ人が多いが、それは事務的な分野だけで通用するもので、一般生活の中ではそれを使うと「行き違い」が起きやすい。


ましてや、褒めたり感謝したりの言葉は、文字よりも音声として、さらには本人に面と向かって言う方が効果的である。

それも態度や表情、抑揚、身振り手振りがセットされればより効果的である。


探偵の面談などは殆どが直接対面なので、相手の気持ちが電話などよりも理解しやすい。

メンタル相談やカウンセリングも「直接対面」がいいのだが、どの人も遠いので電話になってしまい、効果は半減といった感じもする。

しかし、音声通話であるから抑揚や「間」というものもあるし、会話ということで意思疎通はできるからヨシとしている。



「自分の気持ちを分かってもらえない」という相談もあるが、相手がオカシイかもしれないし、もしからしたら本人の会話力の問題かもしれない。

会話力というのは話しが「うまい、楽しい」というより、相手を観察しながら話しているか、相手を「読んでいるか」という事が重要だ。


相手がアスペルガー傾向にあれば無理な話だが、そうでない普通の人なのに「上手くいかない」のであれば自分の話し方に問題があると考えた方がいいだろう。


会話というのはメンドクサイかもしれないが、相手の心を読んでいく事で友達ができる。

そしてイヤな相手を遠ざけることができる。

声を掛ける、そしてその反応を見る、という事も大事だ。


もう新学期になるが、小学校などで正門の前で先生が登校する生徒に声掛けしているのも、それなりの理由がある訳だ。

家で家族にそんな声掛けをしているだろうか?

職場でこういった声掛けをしているだろうか?

これへの反応の仕方で、その人の「人となり」が見えて来る。












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