戦う時には単独は避けて集団となるのが勝利する近道だ。
自分一人で集団と戦うのはカンタンではない。
国が同盟を組んだり友好条約を結ぶのも、こんな一面がある。
「離婚する時」も同じで、自分一人でやってると精神的に疲れてくる。
相談やアドバイスに乗ってくれる「誰か」がいてくれると心強い。
弁護士がいる、と言う人もいるが彼等は「最前線で戦う兵士」のようなもので、状況報告や戦術については話してくれる。
しかし「心の相談」までは乗ってくれないし、「その仕事は自分のものではない」と思っている。
明確な役割分担をして仕事をしている事が多い。
弁護士は相手と戦って勝つことが任務である。
DVモラハラの被害でも同じようなもので、弁護士は「依頼」しないと親身になってくれない。
依頼人と相手から慰謝料などの金銭が取れないと、依頼を受けてくれない事もある。
「依頼人は最初に着手金を払うぞ」とはいってもそれは別。
最終的に慰謝料の「何%又はいくら」という額が決まっている。
オマケに途中で掛かる費用も請求される。
これで「勝つ」ならいいが負ける事や、減額される事もある。
長引くと途中で手を抜く事もある。
夫婦間の問題では協議や調停・裁判があるが、どれも本人が出て行かないと話しにならない。
調停になると本人だけして席につけない。
同席できるのは弁護士だけなのだが、戦術や戦略のすり合わせがちゃんとできていない事が多い。
「何も言わないで」と言われて黙っていたら、考えていた事とは違う方向へ進んでしまった、という人も「いるわいるわ」である。
弁護士にお任せ、全部お任せ、という人もいるのだが「自分と考えが一致している」とは言い難いケースだってある。
こんな事になったらどうする。
弁護士は依頼人の意思を汲み取って、戦略を事前説明し、逐次報告する、というのが義務と言われている。
しかしそんな事しないのがたくさんいる。
報告したとしても遅れる、催促しないと報告しない、こんなのだって「いるわいるわ」である。
まるっきり「弁護士ガチャ」なのである。
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