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執筆者の写真oryza63

「大丈夫です」という言葉を疑え

相談者の話を聞いていると、ヨレヨレの状態、精神的に追い詰められた状態であるのに

「大丈夫です」と言ってくる人がいる。

「大丈夫か?」と聞いたら「大丈夫です」と返すのが決め事になっている、そう答えないといけない、と思っているのではないか。


ガマンをして大丈夫なのと、ベストの精神状態で大丈夫

なのとはまったく違うのである。


ガマンは禁物である。

そして簡単に「大丈夫」などとは言わないことである。

その大丈夫が「命取り」になることだってある。


それは自分一人かもしれないが、子供がいれば「道ずれ」にしてしまうかもしれない。

かといって、自分だけが命とりになるのも最低の生き方である。

これは単独でもパーティーでの山登りでもそうだし、過酷な訓練の中でもそうである。

簡単に「大丈夫です」などと言うものではない。


今の体や心の状態が自分のベストの時と比べてどうなのか、それをよく考えたうえで使うべき言葉である。

油断や過信は禁物である。

逃げる・離れる・撤収は「屈辱もの」でもない。

生き延びるためには必要な知恵である。

DVやモラハラからサバイブ(surviveするには必要なものである。


また、相談でアドバイスするとにしても、ベストまたは良い状態であるのと、もう限界にきている人とではまったく違うアドバイスになるのは当たり前である。




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