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「初めて」は誰でも難しい

探偵をしているといろいろな所から依頼が来る。

ネットで探して連絡してくる人が多いのだが、中には以前の利用者からの紹介というものもある。

そこから調査をするが、だいぶ毛色の違うものもある。


自分が依頼した弁護士ができなかった、という調べ物もある。

弁護士といっても、それぞれ専門分野があったり得意分野があるので、やり方を知らないというケースもずいぶんとある。

これが分かれば後はスムーズにできるが、分からなかった、取れなかった、という事でスタートで躓いてしまい進まない事もある。


初めて「それ」を取るのであれば尚更だ。

自分も今まで役所へ出向いて分からず、窓口で右往左往したこともたくさんある。

そうやって失敗しないと経験が積めない、というか「糧」にならない事もある。


役所に電話して聞いて行ってみたら、その担当は全然違う建物だったり、遠く離れた場所だった、何てこともあった。

挫けそうになるが、イチイチ泣きを入れても始まらないので、やるしかないのである。

探偵とかであれば「しょうがない奴」程度に見られるが、弁護士ともなると「知らないのはアホ」と見られてしまうし、それはプライドが許さない、という人もいるだろうな。


尾行して張込んで、というのであれば誰でもできるが、あちこち連絡して方法や仕組み、手続きの仕方を確認しながらとなると面倒だ。

そんなことのために各省庁の担当部局へ電話したり出向いたりしたことも多い。

裁判所や警察へ出向いて確認してくることもある。

市役所や区役所といった行政機関もある。


それでも分からないという時は、自分の情報ルートで教えてくれそうな相手に連絡を取って聞いたり、そこで「分かる人間」を紹介してもらったりもする。

こういった正規・非正規の人脈を持たないと、探偵はやっていけない事も多い。


そして非正規の連中と話していると、さらなる「裏ルート」や「別の方法」を知ることができる。

まったく「蛇の道は蛇」そのものだ。





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