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「個」を失くしていないか

  • 執筆者の写真: oryza63
    oryza63
  • 2023年12月4日
  • 読了時間: 2分

周りからイジメられて悲しい日々を過ごす人。

イジメは無いけど無視され存在を忘れられたような人。

これは何もDVモラハラのある家で暮らしている人だけでなく、家庭や職場などでもあるだろう。

無視されている、スルーされているのであればイジメられているようなものである。

人は自分の存在を認めてもらいたいという欲求がある。

これは何も、自己顕示欲の塊のような自己愛の連中だけではない。


「●●さん、おはよう」とか「●●さん」等と名前を呼ばれるだけでも、自分が「ここにいる」と存在を確認できて安心する。

これが番号で呼ばれたりしたら「個の喪失」となって、自分の存在が消えてしまうような恐怖感を持つ。

不肖の探偵はオリザクラブの会員となった人、特に女性に対して苗字ではなく名前で呼ぶようにしている。

これも「個」を強調し確認するようなもので、苗字だと「家」を表す名称であって、多くの場合夫の姓を名乗るので、イヤな夫、暴力夫の苗字で呼ばれたくないようだ。

さらにある年代以上になると名前で呼ばれる人も少なく、こうすると「昔を思い出す」という人も多い。


「私が私であること」の証明が名前である。

それをママとかオマエと呼ばれるようになって「個」が消えていく。

それと同時に自分への愛情が減っていき、やがては消えてしまう。


そうなると「自分」という存在が薄れてしまい、本人も自己主張が無くなって来る。

こうなってしまうと、人生面白みが失せてしまうように感ずるのは不肖の探偵だけであろうか。

もっと言いたい事を言って、したいことをして、欲しいものを欲しい、と主張すべきだろう。

ついさっきも会員と話していて、日本女性は自己主張が少ない、年齢が上がるほど少ない、という事を言ってきた。

ホントにそうだと思うのだよ。


YouTubeの動画にも「セカンドパートナーを見つけろ」なんてのもあって、新しい刺激を求める、冒険する、しかし今の生活基盤はそのまま、という不倫を勧めるような話しが出ていた。

不倫といわずセカンドパートナーというのは言い得て妙である。

セカンドオピニオンだってあるんだから、そうやって自分の存在を大切にしてくれる相手を見つけるのもいいだろう。


結局さ、人間は恋愛していると丸みを帯びてくるし、人間性が熟成されてくると思うんだよね。

それが無いと、人間がギスギスして刺々しく感じる。

いろんな人と話したり会っていると、それを如実に感じる。





 
 
 

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